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レシピと食に関するkoba-yashiのブックマーク (6)

  • 土井善晴さん『スヌープ・ドッグのお料理教室』書評|晶文社

    「監房から厨房へ」と帯に謳っている。スヌープ・ドッグというヒップホップ界の超大物らしい――というのはわたしが全然知らなかったからである――ラッパーが、料理書を書いた。アルバム4000万枚、ユーチューブ再生100億回超……とある。養老孟司先生の『バカの壁』が440万部だから、10倍以上の破壊力だ。記載されるレシピはスヌープ・ドッグが生まれながらにべてきたものではない。ボス・ドッグと呼ばれるようになってからの彼の好みは、札束のように天井までおもいっきり積み重ねたパンケーキ。そう、ここに収まるレシピはこれまでべたくてもべられなかったセレブの贅沢パーティー料理、特製ソール・フードなどのプラチナレシピだ。 法律家であり美家であったフランス人のプリア・サヴァランが書いた「美味礼讃」に「あなたが普段からべているものを教えて欲しい。あなたがどんな人であるか、言い当ててみせよう」という言葉を、私は

    土井善晴さん『スヌープ・ドッグのお料理教室』書評|晶文社
  • ポテトサラダは「ドイツの文化遺産」

    1986年東京生まれ。ベルリン在住のイラストレーター兼日英翻訳者。サウジアラビアに住んでいたことがある。好きなものは米と言語。 前の記事:デンマークの無人販売所はキャッシュレス対応 > 個人サイト words and pictures ポテトサラダは哲学的なテーマ ドイツ文化と聞いて思い浮かべるのが、ビール、ソーセージ、そしてじゃがいもだ。 それも、そのはず。一年間で1人あたり60キロ近くのじゃがいもがドイツ国民によってべられているのだ。1か月に換算すると約5キロ。結構な量である。 1か月でこの巨大な袋2つ分をべるのか。 ドイツには、このじゃがいもを使った料理が数え切れないほどあるが、どの地方でも共通して存在するが、ポテトサラダだ。 茹でたじゃがいもに調味料を足しただけのシンプルな料理。作りたてでも、冷まして味を染み込ませてもおいしい。 スーパーにも何種類ものポテトサラダがズラッと

    ポテトサラダは「ドイツの文化遺産」
  • ドライフルーツで果実酒を仕込むとすごい

    季節のフルーツでしか果実酒が仕込めないことに、ずっと勿体なさを感じていた。いつでも仕込めて、すぐに楽しめる果実酒があったらいいのに。 そうだ、ドライフルーツを酒に浸けたらどうなるんだろう。 ※この記事は、8月30日に公開した同名の記事に加筆・修正を加えたものです。詳しくはこちらをお読みください。 2度目の梅雨がきて、雨の勢いが凄いなあなどと考えてるうちにまた夏になり、9月になるやいなや秋の空気になった。今年の天気はめまぐるしい。 感染症の流行で「外に出るな」と言われているが、そもそもこの天気の中外に出たくないのである。ヘルスケアアプリ曰く「あなたの今日の歩数は57歩です」。 おそらく今後も長いこと家にいるわけだから、家の中でできる趣味を増やしていかなければならない。 1回目の梅雨の時期はどうやって暇を潰していただろうとカメラロールを遡ってみたら、青梅を仕入れて梅酒を浸けていた。 近所のおじ

    ドライフルーツで果実酒を仕込むとすごい
  • フリースローサラダ

    1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:出没!入間チック天国 コールスローサラダの定義は意外とゆるい コールスローサラダがどんなものか、なんとなくはみなさんご存知ですよね? ケンタッキーのサイドメニューだったり、コンビニの小さなパック惣菜コーナーに定番として置いてあるような、キャベツやコーンが入った、味のベースはマヨネーズなことが多いあれです。 そんなコールスローサラダをべていたところ、なんとなく、そもそもコールスローサラダとはなんなのだろうか、ということが気になりました。そこで調べてみると、大まかに以下のようなことが判明。 ・コールスローサラダとは、細かく刻んだキャベツを使ったサラダのこと ・その歴史は長く、おそらく古代ローマ時代からべられていた ・当初はサラダ油と酢、

    フリースローサラダ
  • 古代メソポタミアの料理を食べた感想は「毎日食べたい」だった

    昔の人々は日々どんな料理べていたのだろうということを考えてみたことはないだろうか。それが紀元前ともなると調味料や材にも制約が出るし、どんなものをべていたのか想像ができない。そもそも料理はしていたのだろうか……? そんな、まったく想像できなかった紀元前3000~400年頃の古代メソポタミアの料理を再現したものをべることができたのでお伝えしよう。 古代メソポタミア料理べることができたのは、銀座にあるダイニングバー「日々輝」でやっている期間限定のイベントのなかでだ。「日々輝」と音紀行を主宰する歴史料理研究家の遠藤雅司さんとのコラボで、2020年3月までギルガメシュやエンキドゥの時代にべられていた料理の再現をしている。 歴史料理研究家という肩書を持つ遠藤雅司さん(奥)。遠藤さんはこのイベントではレシピの提供をしている。当時のレシピというのはそれこそ粘土版に楔形文字で書かれたような

    古代メソポタミアの料理を食べた感想は「毎日食べたい」だった
  • 【 ルパン三世 カリオストロの城 】の、ミートボールスパゲッティ | パスタジャパン ~ 現役シェフが教えるイタリア料理 ~

    作品とシーンについて 「ルパン三世 カリオストロの城」は、モンキー・パンチ原作アニメ『ルパン三世』の劇場映画第2作(1979年公開)。スタジオジブリが立ち上がる前の作品なので、厳密には「ジブリ映画」とは呼べないものの、宮崎駿氏の映画初監督作であることと、丁寧な作画やアクションシーンはその後のジブリらしさが存分に発揮されており、ファンからも「ジブリ映画の初代」として広く認められています。ラストシーンの「あなたの心です。(by 銭形警部)」はアニメ界に残る名台詞。 (自前ラテアート) さて、今回再現する料理「ミートボールスパゲッティ」が出てくるのは、序盤で逃走中のルパンと次元がレストランで事しながら会話するシーン。 レストランといっても、地元の人たちが気軽に使う、大衆堂(居酒屋)といった風体のお店です。ここで大皿に盛られたスパゲッティを二人が取り合うコミカルな表現は、いかにも「ルパン」の世

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