私がKRAYでアジャイルソフトウェア開発の布教活動を始めて、そろそろ1年になります。組織のアジャイル度はまだまだ成長中ですが、アジャイル開発導入の経験を話すと興味を持って聞いてくれる人が何人もいました。そこで今日は、アジャイル開発の導入について、その段階と課題を、KRAYの例を使って紹介します。 何から始める? スクラムやXPといったアジャイル開発のフレームワークには、組織のあらゆる部分に関わる様々なプラクティスが含まれています。例えば、朝会、イテレーション計画ミーティング、ふりかえり、テスト駆動開発、継続的インテグレーション、ペアプログラミング、完了の定義、ユーザーストーリー、リリースバーンダウンチャート、バックロググルーミングなどです。 断言しますが、それらのプラクティスを全て一度に導入することはできません。そんなことをすれば、プラクティスに意識を取られ、関係者の理解度の違いから混乱が
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