日本のW杯が終わった。パラグアイと120分間死力を尽くして戦い抜き、PK戦の末に惜敗した姿は、多くの日本人にとって忘れられないものになっただろう。選手たちは一瞬たりとも集中を切らさずに戦ったし、その思いは見ているこちら側にも伝わったよね。 負けて得るものがある。そういう戦いができたことは本当に素晴らしい。大会前の僕の予想は大きくはずれたけど、嬉しいはずれ方だよ。ベスト16進出という結果には拍手を送りたい。 さて、もちろんサッカーはこれからも続いていく。日本サッカーはまた4年後のW杯、その先の未来を見据えて進んでいかなければならない。今大会での日本の戦いは感動のさなかで終わりを迎えたが、冷静に反省すべきところはしないといけないね。 大会直前のテストマッチで強豪と戦い、このままでは通用しないと判断した岡田監督は、守備的なサッカーへの方向展開を決断した。チームとしてのまとまり、初戦の相手カメルー