お笑いファン(の一部)の間では、「あの笑いは世間には分からない」「レベルが高い」のようなことがやり取りされていることがある。ほとんど単なる選民意識だとかそういうものなのだが、そういう妙な部分は置いておいて、彼らが一体なにをもって「レベルが高い」としているのか? そこを考えていこうと思う。もちろん、絶対的なレベルの高さなんてものは存在しないわけなので、「なぜレベルが高いのか」ではなく、「どの部分のことをレベルが高いと言っているのか」という部分に着目していく。 と、いうことで、この記事は「お笑いを熱心に見ていない人にとっては、気が付きにくい笑いのポイント」について解説していくものとなります。全てのお笑いに応用できます。 「気持ちを察する」 まず筆頭として上げられるのが、気持ちを察する笑いである。これは、簡単に言えば、「ああ、こいつ今こんな気持ちなんだろうなあ」と言うことを考え、その気持ちを察す