趣味で続けているカルチャースクールの展示会の受付で、年配のご婦人と一緒になった。 受付をしながら色々と話をした。品がよく聡明で溌剌として、聞いた年齢よりずっと若々しい。 ご婦人の友人と、友人の家族が作品を見に来てくれたらしく、受付に現れた。友人の孫と思われる可愛いらしい2、3歳くらいの女の子が受付にいる私たちに手を振ってくれる。 「可愛いですね」と私が言うと、婦人から「あの子はいいわよ。大事にされているから。でも母親が働きにいって育ててもらえない子は可哀相ね」という返事が返ってきた。 聞けばどうやら、母親が外で働いている子供は可哀そうで、専業主婦の子供は可哀そうではないということらしい。 母親が仕事で日中一緒にいられない子が可哀相という認識がない。 というか、日本にはそういう境遇の子が多すぎて大半の子が可哀相な状況に当て嵌まってしまうと思えたので、「旦那さんの収入だけじゃやり繰りできない家
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