◇共産・自民・民主、党挙げ懸命のPR 29日投開票の京都市議下京区補選(改選数1)は、新人候補者をそれぞれ擁立した共産、自民、民主の3党が激しい選挙戦を展開し、次期衆院選の前哨戦の様相を見せている。同区は3党の公認候補予定者がしのぎを削る衆院京都1区に含まれており、各党とも衆院選を意識したPRに懸命だ。 共産党は森野修一氏(62)を公認で擁立。20日の告示日に演説会を開き、市田忠義・党書記局長が激励に訪れるなど力を入れている。 同党は京都1区を全国唯一の必勝区に位置づける。立候補予定の穀田恵二・党国対委員長も連日街頭に立ち、「自民も民主も企業献金を受け、市民生活を破壊している。暮らしを守れと訴える共産党を伸ばしてほしい」と主張している。 森野氏が当選すれば市議会では自民党と同数となり、政令市で唯一の第一党に。共産党市議団幹部は「与党が賛成した市の予算案は市民負担を強いるもの。批判を取り込み