秋の叙勲で、政界引退後の評論活動を巡って公明党や支持母体の創価学会と対立した元同党委員長の矢野絢也氏が旭日大綬章を受章したことに、同党内では政府・民主党の意図をいぶかしむ声が上がっている。 衆参の多数派が異なる「ねじれ国会」を乗り切るため、公明党に秋波を送ってきた姿勢と矛盾していると映るからだ。 矢野氏の受章に関し、公明党や創価学会には「意識していないが、愉快ではない」(創価学会幹部)と不快感が広がっている。同党議員は引退後、叙勲を辞退するのが通例で、1996年に旭日大綬章を受章した元委員長の竹入義勝氏も、引退後に公明党、創価学会と対立した経緯がある。 菅首相が繰り返し、法案審議などで協力を呼びかけてきただけに、同党内には「あえて協力しにくくなる状況を作っている」と戸惑う声や、「ゆさぶりだ」との見方が交錯している。矢野氏は67年初当選、93年の引退まで連続9回当選した。
正気じゃない! ペイリンらをヒトラーになぞらえて抗議するプラカード(10月30日、ワシントン) Jonathan Ernst-Reuters ヨーロッパを本拠とする記者の私にとって、アメリカの草の根保守連合ティーパーティーの外交政策を説明するのは簡単なこと。「政策なんてない」だ。アメリカの東海岸から西海岸、さらに中部も何カ所か回った末の結論だ。 ティーパーティーの世界観とは? 不思議の国のアリスがウサギの穴に落ち、いかれ帽子屋とのお茶会に出て、「首をちょん切れ!」と叫ぶ気まぐれな女王に出会うようなものだ。 ここテキサス州選出の共和党保守派のロン・ポール下院議員は、米外交専門誌フォーリン・ポリシーで1つの外交方針をぶち上げた。イラクとアフガニスタンでの戦争を終わらせることが、ティーパーティーに繁栄をもたらすというものだ。 ポールいわく「諸外国との交流は民間レベルに任せ、政府は介入しないという
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