【古田真梨子】安倍政権の経済政策アベノミクスによる円安で、海外留学をする学生たちが悲鳴をあげている。政権は、海外で働けるグローバル人材を増やすため、「留学生を倍増する」とアピール。だが、今の留学予定者や海外の留学生たちは学費や生活費の急激な負担増に困惑している。 「学生が急に準備できる金額じゃない」。今春、東京大大学院を卒業し、留学を予定する杉本亜美奈さん(24)は頭を抱える。 9月にロンドンの大学院へ進む予定だが、円安で留学費用が高騰。昨年末時点で学費は年間約160万円だったが、現在のレートだと約210万円になる。 アルバイトで貯金してきたが、親の援助がないと足りない見通しに。「円安を喜ぶ政府や企業は学生にしわ寄せがきていることをどれだけ知っているだろう」 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝