みんなの党は17日の役員会で、渡辺喜美前代表が主張している与党との連携を強化する路線について、多数決で否決した。これを受け、渡辺氏は記者団に対し、路線の是非は両院議員総会で決めるべきだと主張し、総会開催に必要な署名活動を行う考えを示した。 役員会後の両院議員懇談会に渡辺氏は、4月に8億円借入問題で代表辞任後初めて出席。渡辺氏が「政策の実現こそ政党の使命だ。与党再編をなぜ諦めるのか」とただすと、浅尾慶一郎代表は「選挙を経ずに与党に入って何でもかんでも下請けになるのは民主政治の否定だ」と反論した。 渡辺氏は懇談会終了後、記者団に対し「私が党の創業者である以上、路線を戻す重大な責任を感じている」と述べ、復権に意欲を示した。 両院議員総会は、党規約では党所属国会議員の3分の1以上の要請があった場合、両院議員総会長が招集しなければならないと定めている。党所属国会議員は、離党表明した大熊利昭衆院