大阪市の橋下徹市長(44)が出直し選挙を正式表明したことを受け、大阪市は橋下氏の顔写真などを市のホームページから削除した。市長の政治的中立性を確保する条例に基づく措置だ。橋下氏が「市役所ぐるみ」と批判した前市長の選挙戦を受け、自ら成立に取り組んだ条例が初めて適用された。 大阪市は4日、公式ホームページから「市長の部屋」「主要な政策」といった、橋下市長の顔写真や政策の説明部分を削除した。今後も公式ページに同様の内容があれば、アクセスできないように措置する。 「政治的中立性を確保するための組織的活動の制限に関する条例」は、市長選の際、3カ月前から市の広報紙やホームページへの市長の主張や顔写真の掲載を禁じている。任期途中の出直し選挙なら、告示日翌日から規制の対象になる。 橋下市長は7日に辞職願を提出する方針で、現時点では抵触しない。しかし、市政策企画室は「市民に誤解を与えないように」と判断し、前