同居女性の長女(当時2歳)の腹を踏みつけるなどして死亡させたとして、傷害致死罪に問われた元コンビニエンスストア店長吉村雅史被告(35)(山口県)の裁判員裁判の判決が30日、広島地裁であった。 伊名波(いなば)宏仁裁判長は「体重約98キロの被告が約10キロの女児を踏んだうえ、背中まで蹴っており、非情で悪質な暴行」として懲役9年(求刑・懲役10年)の実刑を言い渡した。 伊名波裁判長は「床を踏むつもりがバランスを崩した」との弁護側の主張について「誤って踏んだのなら、内妻を起こして119番するなどの行動が自然」と指摘。「腹部を踏む認識があった」と判断した。