Tweet 6月21日、Jリーグは「Jリーグヤマザキナビスコカップ」の大会名称が、今年8月31日に開幕するノックアウトステージ(いわゆる決勝トーナメント)から「JリーグYBCルヴァンカップ」に改称となることを発表した。ヤマザキナビスコ社と「ナビスコ」ブランドの契約が終了し、9月1日から社名変更となることに伴っての措置だが、シーズン中の大会名称変更は異例の決定とも言える。その背景に何があったかと言えば、村井 満Jリーグチェアマンの言葉を借りて表現するなら「恩返し」ということになる。 Jリーグと「ヤマザキナビスコ社」の付き合いは長い。Jリーグ開幕前年の1992年、リーグカップ戦に同社が冠スポンサーとなることで誕生した「ヤマザキナビスコカップ」は、四半世紀に及ぶ歴史を刻んできた。ギネスのワールドレコードになっている事実を持ち出すまでもなく、異例の関係性と言えるだろう。冠スポンサーというのは通常、