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ブックマーク / blog.yugui.jp (4)

  • プログラミング言語の進化の方向 - 世界線航跡蔵

    セキュリティ&プログラミングキャンプ のBoFで、笹田さんがやってたセッションで話したことがある。言語の進化はベストプラクティスの取り込みにある、と。 ベストプラクティス取り込みの歴史 計算可能である事柄を計算するだけが問題であるなら、チューリング完全な言語なら何でも良いということになるし、不完全な言語は出る幕すらない。ラムダ計算からの自然なマップを考えるならS式で書いて何か実行すれば良いんだし、最小のプリミティブから出発するのが目的ならLazy Kなんかもいいかもしれない。 でも、工学的要請からは、計算可能関数が等しく計算の対象となるわけではない。そして、ある種の計算の傾向、パターンに対して「こうすればいい」「こう考えればいい」「こう設計すればいい」というベストプラクティスが生まれてくる。プログラミング言語の歴史を眺めていると、経験の中から立ち現れるベストプラクティスを取り込んだものが多

    プログラミング言語の進化の方向 - 世界線航跡蔵
  • Rubyのメタクラス階層について再び - 世界線航跡蔵

    承前 。 3ヶ月ばかり時間が空いてしまったけれども、 sumimさんの記事 に答えたいと思います。 yugui さんの図は、たしかにクラスと特異クラス(メタクラス)が揃って並んでいて見た目にはきれいなのですが、これだとクラスが整然と並んでこそいるものの、肝心のメタ階層がどうなっているかという情報のほうは、正直なところ、いささか得にくいものになってしまっています。 いいえ、これで良いのです。なぜって? これが私の図(下記再掲)で一番言いたかったことで、ただ、一般のメタクラスと#<Class:Class>を並べているのはいただけないかな。これはsumimさんのSmalltalk版の図を意識しすぎて、まずかったかなと思います。 図1: うん、やっぱり メタ階層がどうなっているかという情報のほうは、正直なところ、いささか得にくいものになってしまっています。 これは当たってるかもしれません。 図の修

    Rubyのメタクラス階層について再び - 世界線航跡蔵
  • そろそろコモンズ・マーカーについて一言言っとくか。 - 世界線航跡蔵

    コモンズマーカー というサービスが立ち上がった。私もyuguiアカウントを作ってある。 コモンズマーカーとは何か 様々な外部サイトに対してユーザーが「マーク」をため込んでいくという意味では確かにソーシャルブックマーク的だ。そして、ページ内にユーザーがコメントを書き込むという意味では以前いくつか立ち上がったWEB付箋紙サービスにも似ている。けれども、これはそれ以外の何かだ。 付箋紙サービスはまだ近いのだけれども、コモンズマーカーは付箋紙というアナロジーを捨てた。これは大きな飛躍である。対象文書の特定箇所にコメントを貼り付けるに当たって、当該箇所のまさにそこにコメントを配置するのが付箋紙である。だが、このやり方はstaticな紙媒体の制約下で当該箇所とコメントとの結びつきを示すのに必要であるに過ぎない。 コモンズマーカーの場合は、コメントは文書の右サイドに一列に表示される。従って、大量のコメン

    そろそろコモンズ・マーカーについて一言言っとくか。 - 世界線航跡蔵
  • 書籍『初めてのRuby』を書いた - 世界線航跡蔵

    他言語プログラマのためのRuby入門書『 初めてのRuby 』を執筆した。オライリー・ジャパンのいわゆる動物の1つとして、6月25日に発売される。 なお、書は翻訳ではない。オライリー・ジャパンの慣例によると『初めてのRuby』というタイトルのは米国O'Reilly Mediaの『Learning Ruby』の翻訳の筈だが、そうはならなかった。諸般の事情により『Learning Ruby』を訳すのではなく、私が日語で書き下ろした。 対象 書は、他のプログラミング言語の経験があるプログラマを対象としている。Rubyについての知識は一切問わない。一方、コンピュータ科学一般の用語やオブジェクト指向そのものについては知識を要求していて、こうした話題の説明は殆ど含まれない。 内容 新しいプログラミング言語を習得するとはどういうことだろうか。まず、その言語の文法を知っていて処理系が受理してく

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