京都の代表的な和菓子、八ッ橋の老舗の製造会社が、同じく老舗のライバル会社に対して、“1689年の創業だと事実でないことを宣伝しているのは法律に反する“などとして、広告の差し止めと損害賠償を求める訴えを起こしました。 訴状などによりますと、「井筒八ッ橋」は同じく老舗で京都市左京区に本社がある「聖護院八ッ橋総本店」が創業年を元禄2年(1689年)だと宣伝しているのは根拠がないとしています。 そして、「聖護院八ッ橋総本店」が八ッ橋を最初に作ったように宣伝しているのは不正競争防止法に違反し、「井筒八ッ橋」も信用上の損害を受けたとして、創業年が入った広告の差し止めや600万円の賠償を求める訴えを京都地方裁判所に起こしました。 訴えを起こした理由について、「井筒八ッ橋」は津田オーナーが94歳と高齢になり論争に区切りをつけたい考えが強くなったことや、「聖護院八ッ橋」が最近、外国人観光客向けに創業年入りの