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ブックマーク / banraidou3rd.hatenablog.com (14)

  • 多様化する電子書籍、というか、多様化してほしい電子書籍 - 万来堂日記3rd(仮)

    ヨタ話みたいなもんなんですが、少し前から思っていたことがあって、備忘録がわりに書きつけておこうかと思いましてね。 「電子書籍」と聞いて連想するのが今のところなんなのかと言うと、まあぶっちゃけ、テキストが詰まったファイルじゃないすか。青空文庫とか、理想書店とか、パピレスとか、まあ、例は何でもいいんですが。 書籍を電子機器上で再現するようなコンセプトでさぁね。 そういった物は全然アリですし、アリであり続けて欲しいとも思うんですが、電子書籍が普及した暁には(つーかまあ、長期的には普及せずにはおかないでしょうし)、新しい形を取るだろう、というのは誰もが予想するわけでございましてね。もちろん、全ての「電子書籍」の形が変わってしまうということはないんでしょうが。 一部のが大好きで仕方がない変態どものなかでも更に一部の人達は、その、今まで見たことがない新しい書籍の形に目をキラキラさせていたりするんです

    多様化する電子書籍、というか、多様化してほしい電子書籍 - 万来堂日記3rd(仮)
    koizuka
    koizuka 2010/04/29
  • 文化庁が委員会から外した人・団体の発言を検索してみたですよ - 万来堂日記3rd(仮)

    著作権制度の根的なあり方を議論する委員 - Copy & Copyright Diary こちらの記事で、id:copyrightさんが、文化審議会著作権分科会基問題小委員会の委員の選び方について不安感を表明してらっしゃるですよ。 で、エントリの最後に、今回の委員会で外された人たち、及び外された団体から出席していた人たちをリストアップしてくれているわけです。 で、議事録を適当に検索してみて、外された委員の発言を引用してみようという、そういう趣向でございまして*1。 もちろん、引用なんていくらでも恣意的にできるわけで、私が皆様に誤った印象を植え付けようとしているという可能性を、ゆめゆめお忘れなきよう。皆さんも私なんぞに騙されないように、議事録見てみると面白いと思いますよ。 では、はじまりはじまりーー。 上野達弘氏の発言 文化審議会 著作権分科会 過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会

    文化庁が委員会から外した人・団体の発言を検索してみたですよ - 万来堂日記3rd(仮)
  • ありむー乙の件について - 万来堂日記3rd(仮)

    ぼくの描いたこなかが絵がニコニコ動画に無断転載された話 - E.L.H. Electric Lover Hinagiku まず最初に、id:y_arimこと有村さん。馴れ馴れしく「ありむー乙」などと書いてしまって申し訳ない。いや、このフレーズが気に入ってしまって、どうしても使いたかったのです。 さて、なんかいい具合に議論が沸騰したり煮こぼれたりしている上記エントリのコメント欄・ブクマコメント・派生エントリであるけれど、ちょっと整理したくなってこのエントリを書いている次第。 起きた事柄を整理すると ・有村氏が原作の権利者に無許諾でらきすたのイラストを書いて公開 ・さらにそれがニコニコ動画に他の人のイラストや楽曲と一緒に無許諾で転載 ・有村氏はごく個人的な理由により自分が書いたイラストの無断転載については特に権利を行使しないことを表明 と、以上である。シンプル! 話がややこしく見えるのは、「権

    ありむー乙の件について - 万来堂日記3rd(仮)
  • MADを巨人の肩に加えるのか - 万来堂日記3rd(仮)

    私事が立て込んでいてネットをスルーしていた間に……いや、飲み会いったりカラオケ行ったりしてただけなんだけど……ニコニコ動画とMADに関連した動きに刺激される形で、MADについての面白いエントリがいくつも上がってきている。 で、なんというか、あくまで個人的にはなんだがね、MADの創作性をいうのを否定的にとらえている人というのが、いや、これは予想以上に多いんだなと。信じられない。 いや、全員、90年代通過してきたはずだよな? MADに否定的な人、90年代にサンプリングが音楽に与えたインパクトを意図的に無視していないか? 例えば、Forget Me Notsをまんまサンプリングしたような音楽(有名なところだとWill SmithのMen In Blackか)って、そのクリエイティビティを否定されるべきなのか? いわゆる大ネタ使いはそのクリエイティビティを否定されるべきなのか? それが社会として好

    MADを巨人の肩に加えるのか - 万来堂日記3rd(仮)
  • 角川とyoutubeが手を結び、盛り上がるかと思いきやネット権がアンインストール - 万来堂日記3rd(仮)

    角川、投稿アニメで広告・ユーチューブと連携�インターネット-最新ニュース:IT-PLUS これは大きな動きである。引用しよう。 角川グループホールディングスは6月から、米グーグル傘下の動画共有サイト「ユーチューブ」への投稿動画を利用して新しい広告事業を始める。自社アニメ作品の映像を使った動画が投稿されると、ユーチューブ経由の配信を認めるかどうかを角川が判断。許諾する場合は動画に広告を付け、その収入を角川、ユーチューブ、投稿者の3者で分配する仕組み。共有サイトを広告媒体として活用する日初の試みで、ほかのコンテンツ会社にも広がる可能性がある。 これは大きな動き。 「自社アニメ作品の映像を使った動画」がMADでなくてなんだというのだ。 以前、ブクマコメントでid:whatsmysceneさんに エンドユーザー視点による問題点の指摘。悲観論になるけれど、MAD的なものが日社会において公認される

    角川とyoutubeが手を結び、盛り上がるかと思いきやネット権がアンインストール - 万来堂日記3rd(仮)
  • 本屋のいくつかの未来についてのつまらないエントリ - 万来堂日記3rd(仮)

    屋ってどうなっていくのだろう? 再販制度がそのまま維持されて、ダイエットしていく つまり、今と何も変わらないとしたら、今の傾向がそのまま続いていくわけで、いい感じに屋の店舗数が減り、出版社の数も減る。 そして新刊書の市場がある程度小さくなったところで、落ち着くんだろう。 注意しなければいけないのは、ゲームやDVDやCD(まあ、それぞれどの業界も厳しいんだとは思うが)と比較して、新刊書というのは扱っている業態が極端に限られているということ。ええと、ぶっちゃけて言うとね、ゲームやCDやDVDは電気屋さんでも扱うことが多いし、TSUTAYAやGEOでも扱うことが多い。新刊書は? まあ、新刊書店くらいだわな。あとはコンビニに一部の雑誌と一部のコミックが入荷するくらい。 これは勘にすぎないけど、まあ、地方ではいくつかの市町村をひとまとまりとして、その中に1〜2店舗、郊外型の中型店舗が残る、程度で

    本屋のいくつかの未来についてのつまらないエントリ - 万来堂日記3rd(仮)
    koizuka
    koizuka 2008/05/06
  • ネット権は片翼だけのJASRACである - 万来堂日記3rd(仮)

    ネット権ってなんじゃらほい? 著作権と別の「ネット権」創設を、角川歴彦氏ら参加のフォーラムが提言 よくわからなかったので、この提言の原文を読んでみる。 【クマガイコム】GMOインターネット社長 熊谷正寿のブログです | 「デジタル・コンテンツ法有識者フォーラム」政策提言(2008/3)について(このページの下の方のリンクから提言文にとべます) なるほど。 ネット権というのは、「一つのコンテンツは一つの権利処理で使えるようにシンプルにする」というところを狙ったもののようだ。 今まで、多数の権利者に許諾を得ねば使うことができなかったものを、ネット権者の許諾だけで(ネット限定で)使えるようにする、と。ほほう、結構なことじゃないですか。 ただ、気をつけなければならないのは、この構想というのは「従来の権利処理をシンプルにするためのもの」だということであって、であるから…… 映像・音楽配信を許諾不要

    ネット権は片翼だけのJASRACである - 万来堂日記3rd(仮)
  • 手軽な著作権許諾システムって、商売にならないかな?/ちょっとした思い付き程度でも、どんどん書いていこうじゃありませんか。 - 万来堂日記3rd(仮)

    いやあ、私にとってパソコンやウェブはブラックボックスも同然で、魔法と区別がつかなかったりするのだけれども。 手軽に二次利用のために許諾を申し込むことができるシステムって、商売にならないかな? 例えばさ、ある漫画家さんのサイトを見にいったとするじゃない。そうすると、「二次利用の申請はこちらから」みたいな表示があるわけですよ。 で、そこにアクセスすると色々と必要事項を入力する画面へ移るわけ。有償で利用可だったら、決済できたり、決済方法の説明があったり。 で、最後に「二次利用の許諾申請をいただきましてありがとうございます。許諾の可否につきましては後日ご連絡を差し上げます。また、諸条件、諸事情によりまして必ずしも許諾できるとは限らないことをご了承ください」みたいなね。 逆に、漫画家さんの側は、そのシステムを導入するにあたり、ある程度の条件を入力しておいたり。これこれこういった条件だったら、もう自動

    手軽な著作権許諾システムって、商売にならないかな?/ちょっとした思い付き程度でも、どんどん書いていこうじゃありませんか。 - 万来堂日記3rd(仮)
  • 海賊対策と性善説の話を、店舗での窃盗対策に喩えてみる - 万来堂日記3rd(仮)

    「著作権管理、性善説には限界」――JASRACの菅原常務理事:ITpro その言葉は届いているのか、理解を得られるのか - Copy & Copyright Diary 輸入盤騒動の時に、ピーター・バラカン氏が「ユーザーを泥棒扱いするな」という旨の発言をして以来、泥棒扱いモデル的、性善説/性悪説的なロジックがよく聞かれるようになった気がするのだけれど、それに対して、違和感を抱き続けていたりするのだ。 えーと例えば、リアル店舗で窃盗対策を実施しようとするじゃない。 店に来る人は、真っ当な利用者がほとんどであるのは確かだけれど、その中に犯罪者が紛れ込んでいるのもまた否定しようがない事実なわけで。 そんな中で窃盗対策を実施しようとすると、犯罪者と真っ当な利用者を弁別することが困難である(結局勘だよりだからね)ので、全体に対するものとなる。 そうすると必然的に、「ここまでだったら怒られないかな?/

    海賊対策と性善説の話を、店舗での窃盗対策に喩えてみる - 万来堂日記3rd(仮)
  • そろそろ著作権法の第一条を変えておこうか/ネコも杓子もリスペクトな現状を打破するために - 万来堂日記3rd(仮)

    その言葉は届いているのか、理解を得られるのか - Copy & Copyright Diary まったく、なにかっつうとすぐに「敬意」だの「リスペクト」だの。 著作権の保護期間延長でも「敬意」だの「リスペクト」だの。 ウチが以前炎上したときも、ひとりねんちゃ……ええと、とても熱心にコメントをくれた人がやたら敬意、敬意と。 数値化して効果を推定したり、効果測定したりしなければいけない問題でも「敬意」で解決だ。 長い目で見ればかえって利益に反することも、「リスペクト」ですべてOKさ! もううんざりです。 そこで、だ。 そろそろ著作権法の第一条を変えてみた方がいいかな、とか思いませんか? 第一節 通則 (目的) 第一条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、も

    そろそろ著作権法の第一条を変えておこうか/ネコも杓子もリスペクトな現状を打破するために - 万来堂日記3rd(仮)
  • 「閲覧権」という言葉で角川氏が指し示したかったものはどちらだ? - 万来堂日記3rd(仮)

    ネット配信で「広く薄くあまねく」徴収する“閲覧権”創設を 「YouTubeは世界共通語」――角川会長の考える“次の著作権” (1/2) - ITmedia News 上記の報道で角川氏が「閲覧権」なるものをぶち上げてから数日たった。 自分なりに現時点でのまとめをしてみようと思うのだけれど、数日たった頭で考えてみるに、いまだにやっぱり良くわからない。 角川氏は、「購入ベース・ダウンロードベースではなく、視聴するたびに料金を徴収する」というビジネスモデルの話をしたかったのだろうか? それとも、いわばコンテンツ製作者のベーシックインカムみたいな、インフラ的なものの話をしたかったのだろうか? それともひょっとして、両者を混同しているのであろうか? INTERNET Watchの報道では、角川氏から下記のような発言があったと報道されている。 インターネット上で完全な著作権管理が可能になれば、ダウンロ

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  • 初音ミクに捧げる20年前の魔法使い - 万来堂日記3rd(仮)

    個人的に、初音ミクをサンプラーが登場した時というのと重ねてみているところがある。 今でこそ「サンプリング」というと、「ある曲のフレーズや歌声などを取り込んで、他の曲で再利用する」というのが手法として確立している。場合によっては複数の曲を組み合わせたり、あるフレーズを切り刻んで再構成したりといった洗練の道をたどって現在に至る。 しかし当然ながら、最初から使い方が確立されていたわけではない。様々な方法が試されたのだと思う(さすがに、リアルタイムでは知らないけれど)。 初音ミクの登場によりヴォーカロイドに注目が集まっている。その使い方というのも、これから格的な試行錯誤が始まるのだろう。その先に新しい音楽が待っているとしたら、これは実にワクワクさせられる事態だ。 頭の中に浮かぶのは、ポップミュージックの魔術師の異名を持つトッド・ラングレンが1985年に発表したアルバム“a cappella”だ。

    初音ミクに捧げる20年前の魔法使い - 万来堂日記3rd(仮)
  • 自衛するニコニコ動画の話 - 万来堂日記3rd(仮)

    著作権法について、違法にアップされたコンテンツをダウンロードする行為も違法とされることが検討されており、それがYoutubeやニコニコ動画の利用にも拡大される懸念がある、というのは盛んにネット上で報道されている通りであり、過去にここでも取り上げたことがあったりする。 で、ですね。 ニコニコ動画とYouTube、JASRACに著作権料支払いへ - ITmedia News 予想外に早い動き。 旧聞になってしまうけれど、ストリーミング配信であるニコニコ動画の映像を録画できるというソフト「ニコニコ録画」が、ニコニコ動画からのクレームを受け発売中止になるということがあった。 非常にタイムリーだなーとか思いながら見ていたのだけれど。 ストリーミング配信は今回議論されている著作権法改正の対象外とはいえ、それはぶっちゃけて言うと、文化庁が「そのつもりはないっす」といっているだけで、司法判断によってはそれ

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  • 違法コンテンツダウンロード違法化と、ダウンロードそのものの忌避について - 万来堂日記3rd(仮)

    違法コンテンツダウンロード違法化について少しだけ。 いや、つくづく、「これって輸入盤騒動のときとそっくりだなー」と思うんだけれど。 どういうとこがそっくりだと思うかというと、権利の創設を主張する側の狙いとは異なる副作用がでて、むしろその副作用の方が問題となるって構図が、もう生き別れの双子くらいそっくり。 輸入盤騒動ことCD輸入権のときの権利者側の狙いは「アジアでのライセンス拡大」だった。 「これからアジアで、そりゃもうバンバンCD売っていこうと思うんですけど、向こうで作った格安のCDが入ってくるとさすがに都合悪いんで、輸入禁止できるようにしてくんないすかねぇ?」というわけ*1。 で、その法案の文章が通常の輸入盤も規制できてしまうような代物だったため大騒ぎになった。これが副作用。 今のところ、逆輸入盤以外で輸入権が行使されたという例は無かったように思う。まあ、当初の狙い通りの運用がなされてい

    違法コンテンツダウンロード違法化と、ダウンロードそのものの忌避について - 万来堂日記3rd(仮)
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