個や働き方の多様性が尊重されるなかで、組織が同じ目線で進んでいくための経営理念の必要性が重視されています。しかし、組織のなかで経営理念を浸透させていくことは容易くありません。 今回は「経営理念浸透のメカニズム」の著者であり、帝塚山大学 経済経営学部 教授の田中 雅子先生にインタビュー。約20年にわたり経営理念の浸透について研究されてきた田中先生に、経営理念浸透のメカニズムや、浸透において重要な要素などを伺いました。 インタビュイー 帝塚山大学 経済経営学部 経済経営学科 教授 経済経営研究所 所長 日本マネジメント学会常任理事・関西部会 会長 博士(政策科学) 専門は組織行動論。経営哲学学会学会賞受賞(2022年)、帝塚山大学教職員教育功績表彰(2022年)。著書に『ミッションマネジメントの理論と実践―経営理念の実現に向けて』(中央経済社、2006年)、『経営理念浸透のメカニズムー10