Windowsにおいて「Unicode」は,長らく「使える」けれども「あまり使われない」存在だった。その状況が「Windows Vista」と「the 2007 Microsoft Office」で変わろうとしている。この2製品に付属する「Microsoft IME」で,「WindowsではUnicodeでしか扱えない文字」が,変換候補として頻出するようになったからだ。Unicodeはいよいよ,一般ユーザーが「知らずに使う」存在になるだろう。 マイクロソフトがUnicodeに対応したのは,「Windows 98」と「Windows NT 4.0」からだ。このとき,「JIS X 0212」の「補助漢字」も,エンコーディングにUnicodeを使えばWindowsで利用できるようになった。同時に,JIS X 0212の補助漢字などを使った単語が,Windows OSやMicrosoft Offi