ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (30)

  • アナーキーな自警団「サマーウォーズ」 - 深町秋生の序二段日記

    日テレで話題のアニメ『サマーウォーズ』を見た。 かなりネットで大評判になった作品であって、いまさらなにを言っても周回遅れ感がつきまとうだろうが、感想を書いておく。テレビ版はかなりカットした部分も多いらしく、とんちんかんな指摘になるかもしれないが。 演出や派手なCGには目を見張ったが、シナリオに欠陥があるのか、思想が受け入れがたいからか、この世界にうまく入り込めなかった。 数学オタクの高校生、小磯健二は数学オリンピック日本代表の座をあと一歩で逃し、しょっぱい夏休みをすごしていたが、マドンナの夏希先輩からバイトを持ちかけられ、一緒に彼女の故郷である長野まで旅行する。なんと婚約者のフリをしてくれとの驚きの依頼で、彼女の実家に行ってみると、そこには何世帯もの大家族が待っているのだった。90歳にもなる夏希の曾祖母で陣内家の当主に挨拶をするが、おりしも仮想空間“OZ”のパスワードを解いてしまったことか

    アナーキーな自警団「サマーウォーズ」 - 深町秋生の序二段日記
  • 変な造語で支持者減 - 深町秋生のベテラン日記

    政治系ブログを読んでいて、首をひねることが多い。なんでかねえ。 政治系であるからして、「自分の考えを広めたい」「支持者を増やしたい」という野望に満ちている世界だけれど、「当に増やす気があるのか?」と疑問に思うときがある。というのも狭いフィールドにしか通用しない「一元さんお断り。会員制オンリー」みたいな気持ちの悪い造語がやたらと多いのだ。来なら広く支持者を獲得しなければなければならないジャンルだというのに。 なにしろ政治系であるから当然もめる。議論になる。議論にすらならなくて罵詈雑言が飛び交う世界(もっぱらそれが主流か)でもあるから、レッテル貼りや揶揄や中傷の道具として造語が日々生産されている。なかには出来がよくて感心させられることもあるが、まあたいていは気持ち悪い。 たとえばどんなに説得力のあるエントリに出会っても「マスゴミ」という無神経な造語をやすやすと使う文章を信用しない。もともと

    変な造語で支持者減 - 深町秋生のベテラン日記
    kokorosha
    kokorosha 2010/01/15
    それを批判するマスコミも「アベする」とか、ありもしない流行語を捏造…まったくこの世は夢いっぱいだよ!
  • 深町秋生の序二段日記

    派遣村に関する騒動を見ていると苦々しい寂しさが湧く。すっかり出遅れてしまったけれど。 で、今が極貧社会なのだという実感が湧いた。それまでだって貧困社会だとは思ってはいたが。 http://d.hatena.ne.jp/kechack/20090109/p1(政治に関心の薄い層に残る自己責任狂 Munchener Brucke) http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20090109/1231512798(個人的にはこういうことをいえる人はすごいと思う。土曜の夜、牛と吼える。青瓢箪。) あらゆる理由をこしらえて、どうにかして派遣村をバッシングしたい。「あそこに集ってるのはアカと怠け者に決まっている! そうであってくれ!」という必死さ。「タバコ吸う余裕があるなんて!」とか当に目のつけどころがすごいと思う。そのエネルギーを横峯さくらのオヤジとか、JK大好き義家先

    深町秋生の序二段日記
    kokorosha
    kokorosha 2009/01/16
    支配されている者同士を戦わせる話って、日本史の江戸時代あたりでも習うので、学校の勉強すごいなーって思う。人間が進歩してないとも言えるけど…
  • 深町秋生の序二段日記

    卑劣な軍事政権の犬ども死ね!! バリバリ、ドーン!! バラバラ! ゴキ! グチャ! ブオーン!! ドカーン! という「ドキ! 切株だらけの殺戮大会」ですばらしかった。「ランボー 最後の戦場」の話。「ザ・暴力」という巨大なアイスクリームに、ほんのちょっと箸休めのウエハース程度にシンプルな物語がのっかっているだけで、とにかく最初から最後までゴアゴア描写の電車道である。 シンプルとはいえとにかく内臓が漏れ、血が大量にバシャバシャ流れるアルトラ暴力世界と善良なボランティアらの価値観を織り交ぜることで実存的な問いを観客に発し、戦争文学ともいうべき高尚ささえ感じさせてくれた。スタさんの老獪さを感じさせる一となった。ミャンマー軍の非道な虐殺で民衆の手足はちぎれ、面白半分に蜂の巣にされ、子供でさえもグサっと刺し殺されていたが、逆にそれをやっつけるランボーにしても軍隊を同様にぐちゃぐちゃに吹き飛ばしたり、

    深町秋生の序二段日記
    kokorosha
    kokorosha 2008/05/25
    なるほど!って思った。/ぼくもアンテナ使ってます。RSSは使い方がわからないの…非ギークだったら4年やっててもそんなもん!
  • 一青 窈さんのPVがすごすぎる件について(コメント欄) - 深町秋生の新人日記

    焼酎の湯割りを飲みながらスペースシャワーTV見てたら仰天してしまった。湯割り吹いちまったじゃねえか、この野郎。 音楽専門チャンネルだけあって、敵性音楽であるJ−POPのPV(プロモーションビデオ)がひんぱんに流れているのだが、どいつもこいつもあいかわらず青空を見上げたり、陶酔しきった表情つくったり、バカップルみたいにいちゃいちゃしてたり、ブサメンのレゲエ野郎が宗教臭い説教かましたり(ET−KINGってなんの宗教にはまってんだろう。ハーレルーヤーとか唱えるし。大阪は変な宗教いっぱいあるもんな)当に反吐がでそうになるのだが、そうとわかっていてもなぜかチャンネルを合わせてしまう。困ったことだ。 たまに電グルのPVのような心洗われるのもあるし、何年も鑑賞していると、たいていのPVでは驚かないのだが、さすがに一青 窈のやつはマジでびっくりしてしまった。当にやばい。公開カルト宣言って感じなのだ 個

    一青 窈さんのPVがすごすぎる件について(コメント欄) - 深町秋生の新人日記
  • 深町秋生の序二段日記

    http://www.sugoblog.com/interview/kokorosha/(スゴブロ2008 1位ココロ社インタビュー) やー、ココロ社先生やりましたね。おめでとうございます。 さてこのインタビューを読んでいて個人的に興味を引いたのが、このくだりである。 「せっかくですから、多くの人に見てもらいたいと思いアクセスアップのためにもいろいろ工夫するようになりました。例えば、記事をアップする時間を平日の夜・9時から11時にしているのもそのためですね」 なんでも、読者がいちばん多い時間帯を摸索した結果、この時間になったという。 「また、この時間にアップしておくと、『はてなブックマーク』にも効果的なんです。だいたいアップして数時間のうちに5人くらいの人がブックマークしてくれると『注目のエントリー』に入ります。そして僕が寝ているうちに、夜更かしな人たちが『人気エントリー』に上げてくれる。

    深町秋生の序二段日記
    kokorosha
    kokorosha 2008/02/18
    ありがとうございます!/扱う内容がマイナーであればあるほど(昆虫とかお寺とか)、緻密な集客対策が必要になるのです…
  • 深町秋生の序二段日記

    で、仙台で遊んできた。 その際にリッチモンドホテル(旧ロイネットホテル。少し高めのビジネスホテル)に泊まったら、なんと新春に山形駅近くでもオープンするらしい。 「ええ!」と驚きましたね。来年には同じくビジネスホテルチェーンのコンフォートホテルもオープンするというのに。 山形駅周辺では激烈なホテル戦争が繰り広げられている。メトロポリタン、国際ホテル、ホテルキャッスル、ワシントンといった古株のシティホテル。それに東横イン、ルートイン、スーパーホテルといったビジネスホテルのチェーン店。さらに山形で独自に経営しているビジネスホテルもごろごろしている。ここ10年で急激に増えた。 なぜこんなにホテルがあるんだろうと不思議に思っていた。そしてさらにまた2つも開店予定である。正直なところ、ドキュメンタリー映画祭をやっているときはきれいに埋まるが、山形自体はさほど観光資源のある土地ではない。温泉はいっぱいあ

    深町秋生の序二段日記
    kokorosha
    kokorosha 2007/12/05
    いろいろ疑問が氷解してスッキリした!
  • 深町秋生の序二段日記

    来月になれば年間ブログ大賞なんかがきっとあるんだろう。あとアルファブロガーがどうのこうのとか。 先回りして、今年見つけて感動したブログを紹介してお祝いしたいと思う。 あと、あくまで個人的なので、もう超有名ブログなども混じっている。よって新鮮味はないかも。 映画部門。 http://d.hatena.ne.jp/madogiwa2/20071128(まどぎわ通信 映画「沈黙の報復」) 映画ブログ界の衣笠と評すべきか。もう映画ブログ界の鉄人である。洋邦問わず、とにかくひたすら見る。そして辛口だが冷静な目でひたすら映画評をアップし続けるその姿勢は当にすごい。さらに「金をもらっても嫌だな。見たくないな」という作品が主に邦画方面に多くあるのだけれど、まどぎわさんはお構いなしに見る。話題の「恋空」だろうと、あとC級セガールアクションであろうとちゃんと銀座まで赴いて見る。この「ものう人々」の辺見庸を

    kokorosha
    kokorosha 2007/11/29
    深町先生に表彰されたよ!みんな見てる?ピースピース!
  • 深町秋生の序二段日記

    昨日の「点と線」は面白かった。お金がかかっていて、見ていて愉しい。 松清張的様式美が貫かれていたのがいい。田博太郎と竹中直人というくどい系名優が「傲慢、小心、保身」という絵に描いたような悪い官僚役をやっていたのがうれしい。青酸カリを渡される竹中が「ひええ!」と腰を抜かすところがいい。 しかしおおよそ表現の世界ではよくいえば様式美、悪くいえば紋切り型というのがある。手垢がついているとかステロタイプとか記号のようだとか。昨日のドラマなどはかなりお約束の型などがいくつも炸裂していて、紋切り型ファンとしてはうれしい。 じゃあどういったところで「紋切り型だなあ」と感じるのかを思いつくままに記しておこうと思った。まあエロゲやアニメやエロマンガやケータイ小説は紋切り型を佃煮にしたような世界なんだけれど。「白血病にかかってベッドで眠る美少女」とか「お兄ちゃんのことが好きなの!」とかね……。 例えば 白

    深町秋生の序二段日記
    kokorosha
    kokorosha 2007/11/26
    紋切り型を入れていかないとド変態以外には物語として認識されないから難しい。ノイズが普通の人には音楽に聞こえないのと同じなんだろう。
  • 深町秋生の序二段日記

    たくさんの人があの事件のお父さんを、「気の毒な被害者の方」という目では見ていないようだ。正直に告白すれば私もだ。 そもそも事件自体も不明な点がたくさんあるので、何一つ断定的なことなど言えるはずもないが、どういうわけか数段階を吹っ飛ばして金田一君ばりの推理を展開しているブログもあちこちにある。そしてこういう騒動も起きた。 http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20071121-286130.html(星野奈津子が不適切発言で活動停止処分) 「『絶対にあれは○○の仕業!』という話題で持ちきり」などと書いてしまったらしい。この星野嬢(誰だか知らんが)のうかつさは相当なものだが、あまり責めることができない。なぜならメディアが言ってるのだもの。「あいつは被害者以上の何かさ」と。なんの犯罪なのかもわからないというのに。 犯罪というものは概

    深町秋生の序二段日記
    kokorosha
    kokorosha 2007/11/24
    こういうの、つい見ちゃうよねー…そう思うから視聴率が稼げて、より加熱するんだろうけど。荷担している側として反省。
  • 深町秋生の序二段日記

    昭和30年代が好きだ。 なぜならそこにあるのは混沌と暗黒の世界。右翼はいつ起きるかわからない革命に怯えて政治家や出版社を襲い、左翼は大勢で道端や国会や大学で暴れまくった。長嶋が天皇の前でホームランを打っていた頃に、熊の漁民は有機水銀たっぷりの魚をべて苦悶していた。正義のヒーロー力道山はドラッグと酒にトチ狂い、目の前にあるものすべてをぶん殴った。 高度成長期の東京はオリンピックに向けて大工事。騒音と埃と神風トラック、神風タクシーが行きかうやかましい街だった。増える車の台数に道がおっつかず、そこいらで大渋滞が起きていた。環境保護という概念は確立されてはいないために、煙突からは有害な黒い煙がもくもくと吐かれ、東京湾には得体の知れない物質の混じった廃液が垂れ流し。 輸送に明け暮れる国鉄は鶴見と三河島と宇和島で大事故を起こし、100人単位で乗客をあの世に送った。戦争の苦しみを知っていた規律正しい

    深町秋生の序二段日記
    kokorosha
    kokorosha 2007/11/21
    「三丁目のY日」の紹介文を見てみたのだけど、昔の下町が人情にあふれてるとかって本当なのかなぁ…泣いたり笑ったりって、単に情動を制御できないサル並の人間が多いという話かと思うのだけど…
  • 深町秋生の序二段日記

    東京で撮った写真を羅列。9月〜10月 世田谷区。三軒茶屋ヘブンズドア。凶悪パンクバンドQPクレイジーが、北欧の悪臭缶詰「シュールストレミング」を開けて終了したところ。 田舎のくみとり便所のようなすさまじい臭いが会場を包んだ。 汐留を取材。土曜午前中。きれいに人気なし。SFのよう。 六木ヒルズを取材。水が滝みたいに流れるオブジェ。バブル臭い。 六木ヒルズの空。天気はよかった。 六木ミッドタウン。案内してくれた友人のAさんに訊いた。 「ガラス張りでやたらと目立ちますが、あれはナニをしてるんですか?」 Aさん曰く「料理教室です。六木で料理を習ってるジブンを自慢したがる馬鹿が集まります」 「なるほどー」 新橋。レトロゲーセンの聖地。ニュー新橋ビルのゲーセン風景。「ダイアナ」「ビッグウェル」という店名のセンスがいい。 エイリアンVSプレデター。なつかしい。 サイバーボッツだ。これまたなつかし

    深町秋生の序二段日記
    kokorosha
    kokorosha 2007/11/18
    サイバーボッツ!今、脳内の引き出しを開けられた気がした!
  • 深町秋生の序二段日記

    いやあ、面白かった。 短く感想。亀田次男をまったく評価していなかったけれど、ちょっとだけ私の中では株が上がった。相当な練習を積んでいたのは間違いないだろう。内藤にテンプルのあたりをさんざんぶっ叩かれたように見えたが、まったく揺るがないところに不気味さを感じた。若い選手らしい無尽蔵なスタミナも大したものだと素直に感心した。 またハートの強さもかなりのものを感じる。単に口だけ野郎だと思っていたが、あれだけの大舞台で最後の最後まで不遜でコッキー(生意気)なヤングファイターであり続けたところに素質を感じた。どこか気弱さが滲み出る長男と違って、ちゃんと技術を身につければなかなかの選手に仕上がるかもしれないとも思った。かなりパンチをもらっていたと思うが、まったく腫れあがらない顔も謎。なんにしても身体的にはタフにできているのだろう。 とはいえ内藤の完勝。それは揺るがない。TBS実況&解説陣の極端な偏りぶ

    kokorosha
    kokorosha 2007/10/11
    TBSも今まで投資した分のモトを取らなきゃいけないので必死なんだろうなぁ…
  • 聖域に住まう人々の生態「スパルタの海」 - 深町秋生の序二段日記

    すごいものを見てしまった。先日、小説の取材でちょっと上京したのだが、その折に渋谷のシネマヴェーラで封印映画の「スパルタの海」を見てきた。 これは83年に戸塚ヨットスクールのスパルタ教育について映画化したもので、ちょうど公開となったところで相撲部屋よろしく暴行致死事件が明るみになってお蔵入りとなった作品である。 戸塚ヨットスクールを支援している団体がこの映画の権利を東宝東和から買い、DVDを通販で売っているという話を聞き、正直なところスパルタ教育が好きな都知事イズムに染まった人達向けのくだらないプロパガンダ映画だと思っていたのだが、それは大きな間違いであった。人の価値観を揺さぶる薫り高い文学性を感じさせる怪作品であった。おそらくそのノリは「シグルイ」や梶原一騎のカラテ作品や「愛と誠」、それにリチャード・バックの「かもめのジョナサン」のような現代社会とは相容れない(同時に人を魅了してやまない)

    聖域に住まう人々の生態「スパルタの海」 - 深町秋生の序二段日記
    kokorosha
    kokorosha 2007/09/28
    これは見たい!!!
  • ハリボテのような言葉に囲まれて - 深町秋生の序二段日記

    舛添大臣の「家族だんらん法」が話題になった。 あの残業代0円法を「家族だんらん」などと言い換えられるツラの皮の厚さに驚愕したわけだが、小泉がやった「障害者自立支援法」というときも全米が泣いたものだった。障害者への保障を削り、給料をピンハネするだけで、どこから「支援」なる発想が生まれるのか。今でもよくわからない。むしろ自殺支援法と呼ぶべき類のものであった。 地方ではだいたいのところパチ屋と消費者金融の無人店舗が幅をきかせていて、しょせんは鉄火場と高利貸しという後ろ暗いアンダーグラウンドな業界に過ぎないはずなのだが、ピカピカで明るく、ど派手な看板と建物とCMガールを起用してはうまくごまかしを計っている。それと同じことが日語の世界でも相も変わらず起きているのだ。 「日語が乱れている!」と憂える意見を新聞の投書欄などでよく見かけるが(口語体の文章で投書しているてめえはなんだといつも言いたくなる

    ハリボテのような言葉に囲まれて - 深町秋生の序二段日記
    kokorosha
    kokorosha 2007/09/20
    まともな企業で「キチっと」とか会議中に言ったら集中砲火。「心構えはいらんから具体的にどうするか言え」と言われる。
  • 深町秋生の序二段日記

    山形県川西町の羽前小松駅でパチリ。 年季の入った看板だが、どうも違和感を覚える。 「飯豊山、朝日山の霊山を蔵王山の二の舞にしては済むまい」だそうで。 言いたいことはわかる。蔵王ときたらケーブルカーがガーっと通って、スキー場がどかどかできた商業山で、もう威厳もへったくれもないわけですよ。ついでに言うと一昔前は「牛丼を頼むとたまねぎ丼が出てくる」なんて評判も悪かった。(今はそうじゃないらしいけど、まあとにかくスキーなんて知らねえしな) そういう土地にしないよう自然を守りましょうという主張はきわめて真っ当といえるが、「済むまい」というとなんだろうな……。家に帰って辞書を引いたけれど、やっぱりわからない。済まい……というのもなんか変だが。「してはならない」という強い意志がどうにも感じられないのである。 「済むまい」とやられるとなんだか、自然を護ろうと主体的に行動する人の主張ではなく、なんだかエモヤ

    深町秋生の序二段日記
    kokorosha
    kokorosha 2007/07/28
    実際、二の舞にしようと企む人なんているのかなぁ…
  • 深町秋生の序二段日記

    週末になると、山形駅あたりのホテルに閉じこもって仕事をしている。 駅前となると繁華街のように思えるが、昼間はかなり静かである。息抜きに散歩をすると、それがよくわかる。土曜の夕方なんて、一番人が街へ繰り出す時間だろうにひっそりとしている。ちりんちりんなんて風鈴の音が風流に響くほど静か。 これは散々言い尽くされたドーナッツ化現象というやつで、同時刻の郊外ショッピングセンターは車の熱気でかげろうができ、周囲の道路は大渋滞を起こし、何人もの警備員が汗だくになって誘導灯を振り回し、子どもはじたばたと泣き叫び、おばあちゃんはへとへとになってベンチに腰掛け……と大賑わいである。 それに反して駅前は商業地としての地位をすっかり奪われ、住宅地に生まれ変わろうとしている。地方の駅前というのはだいたいみんなそんな過渡期に入っているようだが。そんな傾向に合わせるかのように駅前から看板がなくなりつつあることに気づい

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    kokorosha
    kokorosha 2007/07/26
    深町先生の地方都市話はとても好き。着眼点がステキ!
  • 深町秋生の序二段日記

    年金には深い深い絶望を覚える。 なんてのはまあありきたりな意見だが、政府の対応とも、「国民は、国民は」と糾弾するメディアともはっきりとしたズレを感じる。「膿を出せ、キチっとしろ、改革しろ」という怒りすらない。もっと暗い絶望である。 20代の50%が国民年金を払ってないらしい。さもありなん。できうることならば私も払いたくはない。老後など知らん。 ……と言うといかにも若者的な刹那主義者の主張のように思えるが、現実に日的経営というやつが崩れ、成果主義だの一年ごとの契約だのと、5年先の未来さえまったく見えてこないというのに、老後のことなど考えられるはずもない。35歳以下の人間は「どうせもらえない」という考えが浸透しているように思える。「きちんと納めていれば、安心して国が年金をくれる」と考えているやつはまあいない。 そもそも国民年金の場合65歳でなんかもらえない。70歳でもらえれば奇跡と呼べるだろ

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    kokorosha
    kokorosha 2007/07/11
    年金脱退したいなぁ…今までの分が帰ってこないって言われてもいいので脱退したい。
  • ブログ衰退論 - 深町秋生の序二段日記

    ブログの世界はこれからどんどんつまらなくなる。 と、いきなりまたも悲観主義を披露してしまってすみません。別にネットの専門家じゃないから個人的な意見にすぎないし、こういうのは誰か言ってると思うけれど。蛙さんとか。今が爛熟期(というか若干すでに腐ってる)で、これからはゆっくりと腐敗と衰退が進行していくだろうと思っている。たぶんテレビメディアなんかと同じ運命だ。ズバリ言うわよ。 ざっくり言えば資主義の大波がブログ界に押し寄せているからだ。来はどんなことも自由に書けるはずの個人ブログが大企業の資にどんどん取りこまれていってるように見える。商品の宣伝ばかりが目立ち、(深町秋生の著書をよろしくな!)日記なんかよりも脇っちょにある商品の宣伝に費やされる言葉のほうが多かったりする。高額な紹介料ほしさに、なぜかバカ高い家電製品だのコンピューター製品ばかり語るようになっているブログもたまに見かける。ジ

    kokorosha
    kokorosha 2007/06/22
    まあ、新しいツールが出てきても、面白くない人が急に面白くはならない。ブログは、「クラスの片隅にいる、話してみると意外に面白い奴」のポテンシャルを引き出せたというだけでも御の字かと思います。
  • 荒れ学(アレノミクス) - 深町秋生の序二段日記

    荒らされるの嫌! 炎上こわい! とブログやっている人間は多かれ少なかれ思うわけです。喜ぶ人もいるけれど。 どうも最近、友人関係やよく見て回るブログのコメント欄が荒れていたりして、なんだかなあと虚無感を覚えたりする。他人事じゃないのだけれど。例えば。 http://d.hatena.ne.jp/samurai_kung_fu/comment?date=20070530#c(侍功夫さんのところの謎のコメント。超自我なる言葉が飛び出すポエティックな荒れ具合) http://d.hatena.ne.jp/madogiwa2/20070602(まどぎわ通信さんの映画「大日人評」 コメント欄が当に毛主席を愛してやまない情熱に燃えた紅衛兵のよう) まあこんな具合。そのほかにもいろいろ事例があるのだが、これらをきっかけになぜブログが荒れたり、炎上したりするのかというのを考えてみた。 http://ww

    荒れ学(アレノミクス) - 深町秋生の序二段日記
    kokorosha
    kokorosha 2007/06/04
    ↓たしかにそれはありますね…www