一昨日の衆院選の結果を捉えると、福祉拡大という大きい政府を日本は選んだことになる。前回の小泉郵政選挙の時は、郵政民営化という小さな政府路線にGoを出したのだから、その反対になった。 つまり、小泉自民に投票して格差拡大という自滅の道を自ら選んでしまった若年層というのがいたと仮定(少なくともそういう言われ方はした)。で、今回はその反省から逆に投票したら福祉拡大で若年層の負担大という、またもや自滅の道を自分で選んだということになる。 ごくシンプルに捉えるならそういうことになる。どうすりゃいいのか。
自著『自分探しが止まらない (SB新書)』に関して、こんな指摘を受けたので、解答。 また、本書全体を通して感じるのは、著者の"カッコつけ"的な姿勢だ。 まるで甲子園(国立)を目指して練習に励む野球(サッカー)部員を嘲う帰宅部ヤンキーのような、本当は自分も何かに熱中したいのに、その対象を見つけられず、頑張っている人を茶化す事でしか自分の存在意義を示せないような…。 あとがきにもそのような記述がある。 僕の場合は運が良かったから職にありつけているだけだ。 頑張ったからではないのか? 汗水たらして努力したからこそ、今の著者があるのではないのか? しかし、そのように書かざる得ない気持ちも分かる気がする。 "頑張って努力すれば、夢はきっとかなう"的な事を書いてしまうと、本書の中で散々嘲った"自己啓発本"になってしまう。 そういう意味で、本書の落とし所は大変難しい。 "海外行ったて、何も変わらない!現
下で話題になっている http://d.hatena.ne.jp/guri_2/20080109/1199875970 http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080111/1200020891 http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20080112/1200101006 http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20080112/p1 “ポジティブ教”についてだけど、y_arim氏が唱える、 あのような文章はある程度以上に恵まれた層、自分はダメだなあもっと頑張ろうと思える余裕のある層のあいだで流通し消費されるアイテムに見える。 とは僕はまったく逆の意見で、基本的にはあの手の自己啓発に群がる人たちのメンタリティは、自分も努力次第で成功できるという甘い幻想だけ抱き、何もしない人たち特有のものだと思う。 手を変え品を
そもそも今年の7月いっぱいで終了していたことすら知らなかったんだけど、サービス終了に至った経緯がウィキペディアにまとめられていて、おもしろい。 サービス提供側とプレイヤーの信頼関係が崩れていって、最終的にはとりもどせないところまでいったといういい参考例かも。 プレイヤーの運営サイドへ対する不満、不信感は最早拭えない物となり、ユーザー参加型の公式イベントである「体育祭」イベントにおいて、閉会式の挨拶のためにゲーム内に現れた本作プロデューサーに対し、参加したプレイヤーからの怒号とブーイングの嵐が浴びせられる事態となった。 そしてサービス終了日である同年7月31日、両サーバーで実施された卒業式イベントでも運営に対するユーザーの怒号は鳴り止まず。イベントそのものもユーザー無視のまま淡々と進行し、最後まで運営陣とユーザーとの溝は埋まらぬまま本作の歴史に幕が下ろされたのであった。 だそうだ。 顛末を読
http://alphabloggers.com/nominee_2007/ 2007年アルファブロガーコンテストの一番末席にノミネートされた。 投票形式。締め切り後、得票と、Googleページランクやテクノラティ被リンク数などのオープンな指標を勘案して、最終的に5〜10名前後の「アルファブロガー」を選出。 だって。倍率としては悪くないんじゃない? ページランクや被リンク数は厳しいかもしれないが。 僕のことを知っている人には「けっ、アルファとかそんなのどうでもいいよそんなの」とか「アルファブロガー? びみょー」とか言いがちな人間に見られていそうですが、そんなことはありません。むしろさっきまで親戚中にアルファになれるチャンスだから絶対投票してくれと電話していて、ここでの告知が遅れたくらいです。 他のノミネートされたブログを見てみると、大半はとりあえず無視、いくつかは謙遜めいたことを書いてる。
トヨタの今一番のテーマは伸び悩む国内需要。特に“若者のクルマ離れ”は、トヨタの最大の悩み。 そんなおり、トヨタはカローラの若者向けラインを発表。それがカローラ・ルミオン。コンセプトは“ちょいワルカローラ!”(笑)。 同じカローラでもヒップホップ系。若いうちにトヨタ車に乗ってもらうことで、将来もずっと顧客になっていただこう……という目論見だろう。 若者っぽい=ヒップホップという感覚と、その文脈で“ちょいワル”という言葉が出てくるソフィスティケートされたセンスが若者のクルマ離れをますます助長させそうなナイスコンセプト! いやいや、いまどきの若者が好きなのはヒップホップよりもレゲエですよレゲエ。トランクに水耕栽培キットを装備して、パチンコ屋の駐車場に長時間放置しても熱がこもらない赤ちゃんBOXを完備すれば大ヒット間違いなし。あと、モバゲータウンと共同開発とかすればいいんじゃないか。
先週、はてなより削除要請のメールが来た。 さて、このたびid:gotanda6様にご利用いただいているはてなダイアリーの下記記事「騙されてないすか?」 http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20070731/book の記事内の「新風舎って、あの詐欺まがい商法の?」との記述につきまして名誉毀損、信用毀損、営業妨害に該当するとして、株式会社新風舎より削除要請が参っております。 先週はあまりに忙しかったこともあり、要請通り削除したが、この際だから新風舎についてちょっと書いておこう。 新風舎は昨年の出版点数だけでいえば講談社を超える、日本一の出版社。 しかし、講談社などの普通の出版社とビジネスモデルはまったく違う。新風舎は“共同出版”の出版社。共同出版は、自費出版本を一般書店で売ることができるということを売りにして、お金を集めるというビジネスだ。 この手のビジネスは定年退
昨日のNHKスペシャルの『人事も経理も中国へ』というやつを観た。 http://www.nhk.or.jp/special/onair/070903.html これまでは(海外への)アウトソーシングが困難と思われてきた人事や経理や総務の仕事が、実は半分くらいはマニュアル化可能で、アウトソーシングできてしまうということが語られていた。 中国の大連では日本語教育に力を入れており、日本語という言語の壁すらなくなっているのだ。 番組では総務ひとすじで20年働いてきたサラリーマンが、「明日から何か自分の仕事は自分で見つけてくれ」と突きつけられる。 ブログのねた的には、社会保険庁の年金の管理業務は中国でやらせればいいよねとか、子どもの夏休みの宿題を大連でやらせれば、読書感想文は2万どころか、5000円くらいで済むじゃない? とか考えたけど、それどころじゃないよね。 出版で言えば、印刷や製本がマレーシア
僕が小学校時代、当時住んでいた仙台の「青葉城恋歌」で有名な広瀬川の河原まで毎朝ラジオ体操に通っていたときの話。10歳の頃だから1983年の頃。 例のごとくラジオにあわせて体操をやるんだけど、体操の輪の中心にはハンバーグラーやドナルドといった、マクドナルドのキャラクターのキグルミたちがいて、ラジオ体操を踊っていた。それで毎日の体操終了時には、ポテトやジュースやハンバーガーの割引券が配布され、最終日にはご褒美としてマックのキャラクターの入った鉛筆やらノートやらがたんまり貰えた。 当時はうれしくて、僕たちはみんなマクドナルドが大好きになった。なんて気前のいい会社なんだと。まあ、うちの親は一度もマクドナルドには連れて行ってくれなかったけど。 で、これらの話を今になって思い返してみると、ちょっと不思議。昨今ではラジオ体操が企業のマーケティングの餌場になっているなんて話はきかない。また、いろんな人にこ
http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_6c29.html http://eiji.txt-nifty.com/higaki/2007/07/post_e5a6.html どっちも幻冬舎新書だって。 相次いで同じ版元で同じシリーズということになると、版元に問題があったと考える方が自然か。本人がほとんど書いてなくて、ゴーストライターがネタ集めしているとか。 これだけ大御所が盗作なんかするか? と思うよね。普通。 けど盗作して消えた作家って言うのもあまり聞かないんだよねえ。田口ランディとか井伏鱒二とか普通に生き残ってるし。いや、井伏鱒二は生きてないけど。
最近ケータイ小説を読んでます。とりあえず読んだのはこの2冊。 この涙が枯れるまで 作者: ゆき出版社/メーカー: スターツ出版発売日: 2007/06/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見る星空 作者: 流奈出版社/メーカー: スターツ出版発売日: 2007/04/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 上が第一回日本ケータイ小説大賞優秀賞作品。下が審査員特別賞受賞作品で、どちらもおもしろく読めた。 『この涙が枯れるまで』は、学園生活を描いたラブストーリーもの。出会い、見初め、友人の横恋慕・確執・雪解け・友情回復、告白、すれ違い、誤解解消、成就というラブストーリーの基本要素で展開するものの、これらが高校1年の初登校日からたった2日の出来事というのが新鮮。成就後に登場人物が増え、主人公はさまざまな恋愛を経験していく。途中で人称が代
「資本論」全巻読了。 資本論 1 (岩波文庫 白 125-1) 作者: マルクス,エンゲルス,向坂逸郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1969/01/16メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 72回この商品を含むブログ (127件) を見る資本論 2 (岩波文庫 白 125-2) 作者: マルクス,エンゲルス,向坂逸郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1969/02/17メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (17件) を見る資本論 3 (岩波文庫 白 125-3) 作者: マルクス,エンゲルス,向坂逸郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1969/03/17メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (11件) を見る うそ。
たとえグループが違ったとしても、この「というか」が既にとんねるずが広めたというネタということをネタにしないこと自体、言葉に対して鈍感すぎ。 http://d.hatena.ne.jp/kurimax/20070212/1171211995 広めたのは石橋だし。 シブがき隊についてはよく覚えてません。 まず、あらかじめ断ると、僕はディベートがしたいわけではありません。 「マジ」というのがとんねるずのネタだというのは科学的根拠のない迷信です。 それから、よく、とんねるずが「1987年頃から若者向けバラエティで人気を博した」というトンデモ本が書かれていて、それを鵜呑みにしてしまう、小飼弾とかいう人がいたりします。 とんねるずの受容のされ方として、まずはオールナイトフジのレギュラーや『一気』がヒットした1894年頃の方が重要です。 最後にいいたいことをまとめると、シャンプーとリンスと石けんは使わな
『chocolate disco』Perfume http://www.youtube.com/watch?v=N5fvGxxhpks エレクトロなビコビコ音をなんでもディスコと命名してしまう傾向には苦言を呈したい。ディスコ音楽の正統は、電子音ではなく生のストリングスだ。電子音を持ち込んだのはジョルジオ・モロダーであって、正統なディスコ(フィリー)から見れば“ミュンヘン”と呼んで蔑むべし。アップルのCMで「ユーロビート」と蔑んでいるように。 ジョルジオ・モロダーがドナ・サマーでヒットを出した辺りで本当のディスコは終わってるね。 えーと、ドゥービー・ブラザーズはマイケル・マクドナルドが入った時点で終わってるぜ、とかそういうロックオヤジな感じで一度偉そうに威張ってみたかった。 id:aerodynamikさん情報ありがとうございました! ホット・スタッフ~ドナ・サマー・グレイテスト・ヒッツ ア
アサヒビールが販売数の落ちている『スーパードライ』のてこ入れのために、松坂と松井をCMに起用するらしい。まったく惹かれないないな。 スーパードライが一番売れていたバブル期にどのようなCMを流していたのかをもう一度考え直して欲しい。落合信彦が「国際ジャーナリスト」という椎名林檎の歌まがいの肩書きで、ニューヨークの摩天楼でヘリコプターに乗り込もうとしているスーパードライのCMを僕は忘れない。 落合信彦を知らない人のために説明すると、アメリカで油田を掘って大金持ちになったことがあり、かつてブルース・リーと対戦した経歴もあるという大人物だ。 落合信彦--Wikipedia 上のWikipediaの経歴を見るだけでわかると思うけど、水伝や似非科学を否定する凡人たちには理解し得ないタイプの人間だ。日本の出版界というのは大らかで、こういう人物が成り上がってしまうというのがおもしろいところだ。 彼がジャー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く