ホンダのロゴ大手自動車メーカーのホンダが、国際的な部品のサプライチェーン(供給網)を再編し、中国とその他地域をデカップリング(切り離し)する検討に入った。ホンダの動きは、日本の製造業を支えてきた他の自動車メーカーにも影響し、供給網再編の呼び水になる可能性がある。日本企業は、ウクライナ侵攻によりロシア事業の見直しを迫られるなど国際情勢の変化に直面している。最大の貿易相手国となった中国で事業を継続するには、緊迫化する台湾情勢など経済安全保障の環境変化を踏まえた供給網の再構築が不可欠となっている。 「業界の供給網は過去に例を見ない過酷な試練にさらされている」。中国自動車工業協会は今年5月、記者会見でこう危機感を強調した。当局の厳格な新型コロナウイルス対策で上海市などが封鎖され、供給網が混乱。共産党一党支配が続く中国において、製造業は常に権威主義のリスクを抱える実態を露呈させた。 ホンダも半導体の
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