前回「制御の世界のモデルベース開発とは?」では、簡単な制御モデルを使用して、制御の世界のモデルベース開発プロセスについて説明しました。 今回は、速度制御部分の開発を行っていきます。 開発対象 システム全体のフレーム部分は、すでに連載前半で作成しました。 今回の開発対象は「追従走行中」状態であるfollower_linetraceの、「追従走行する」RC_fw_linetrace_run関数のロジックとなります。現在は、ON/OFF制御(ある程度の距離まで先行車に近づいたらスピードを20に、ある程度距離が離れたらスピードを100にする)が実装されています。制御モデルを使用して、この部分をよりよいものにしていきます。ただし、今回は追従部分のみを対象とし、ライントレース部分はON/OFF制御のままとします。