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ブックマーク / blog.szk.cc (3)

  • オンライン化で失われたもの

    もしも僕がいま、二十歳の大学生だったら、それはもう相当に怒っていたと思う。 高校までは再開して、アルバイトでは感染対策をした上で通常の業務を行うのが当然と言われ、それなのに大学は年度内ずっとオンライン。大学からの説明は不十分であるか、説明があったとしても「大学への通学は感染リスクが高いから仕方がない」「ただし学費は満額いただきます」だ。大学教員のブログを見れば「大学は感染対策を甘く見ている。今後もずっとオンラインの覚悟を持つべきだ」「大学は不当に批判されている、私たちも頑張っているのに」とくる。ついでに言うなら、学生の授業環境の改善について指針を示すのではなく、おおむね大学の対応に文句をつけ、学生にもそのような見解を共有するだけであることも多い(なお、給料とボーナスが例年通り支給されていることについては伏せられている)。 もちろん僕は教員側なので、そうした学生の主観的な思い込みには、いくつ

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  • Glideを用いた蔵書管理アプリの開発と運用

    PWA(プログレッシブウェブアプリ)とは、ネイティブアプリのようにホーム画面にアイコンを追加して利用するウェブサイトのことで、このGlideは、Googleスプレッドシートのデータをスマホアプリのようにインターフェイス化してくれるサービス。まだローンチしたばかりのようだけれど、あまりにも使い勝手がよすぎて、今週だけで3つくらいアプリを作ってしまった。 そのうちのひとつが、研究室の蔵書をリスト化して、ゼミ生用のライブラリとして利用できるようにするというもの。以前から研究室の図書を学生が借りられるようにしていたのだけれど、そのシステムの最新版という位置づけ。 開発にあたっての要件は以下の通り。 図書の登録作業が簡便に行えること。具体的にはバーコードリーダーでISBNを読み取ったら、基的な書誌情報は自動で取得できること。ひとつのレコードに対して複数の経路から到達できること。具体的には、「研究室

    Glideを用いた蔵書管理アプリの開発と運用
  • なぜ、ポエムで組織はカルト化するのか〜2014年の振り返り(3)

    いつも時代の3年先というか、みんなが気がつく頃には自分の関心は薄れているようなことにアンテナを張って生きているのだけど、今年話題になったものでいうと、いわゆる「ポエム化」の話かなと思う。ブラック労働とポエムの相性がいいというのは、自分的には周知の事実だと思っていたし、だからこそクロ現の企画も受け入れられたのだと思うけれど、それにしてもあらためて映像化されて驚いたという人も多かったのだろうか。 いまの勤め先に入ってから、学生たちの関心もあって、それまで格的に手を付けてはいなかった消費社会研究に取り組むことになったのだけど、そこで見えてきたものの中には、たとえば再魔術化やディズニー化といったショッピングモール論につながる話や、以前の自分の研究とつながる話なんかと並んで、『サブカル・ニッポンの新自由主義』で扱ったサービス労働と若者の自己意識の話の延長になる、「感情労働」などの現代的なサービスの

    なぜ、ポエムで組織はカルト化するのか〜2014年の振り返り(3)
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