AIとARの組み合わせによって味覚を錯覚させる これまで、人間がコンピューターを利用する際のインターフェースは、視覚や聴覚を頼るものが多かった。PCの場合は画面やスピーカーのことだ。誰もが持つようになったスマートフォンは、バイブレーション機能がある。最近は触覚を使うコンピューターが普及したと言えるだろう。 感覚のチャネルが加わるほど、より現実に近いUXを提供できる。人間の五感に訴えられる情報が増えるからである。 最近の研究で、AIとARを組み合わせると、「味覚を錯覚させる」ことができるかもしれないという結果が出た。 奈良先端科学技術大学院大学、電気通信大学などによる研究チームは、AIとARを使うことによりリアルタイムの味覚操作システムを実現している。 実際の食品が画像を、リアルタイムに別の食品の外観(色やテクスチャ)に変換することにより食感を錯覚させるというものである。実際はそうめんを食べ
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