電話番号も住所も非公開の謎に包まれた焼肉店についに潜入!2年先まで予約で一杯という店も、おとなしく待っていればいつかは入れます。でも「クロッサムモリタ」はさにあらず。いくつもの困難なステージをクリアした人だけが許される超ハードル高なお店。さて、待ち受けるラスボスとは… CREDIT :文/松本倫子 写真/菅野祐二 FEATURE:特集GOURMETふたりの距離を縮める食事
岐阜県垂井町出身の30歳と、新潟県長岡市出身の29歳。 小説家とHIP HOP DJという「しゃべる必要のない職業」を選んでその道のトップランナーになったにもかかわらず、それぞれ自身のラジオ番組を持って人気を博している。 そんな共通点のある朝井リョウさんとDJ松永さんのふたりに、お互いがいかにかけがえのない存在であるかを問うた……というか、問うまでもなく、そのことを示す言葉が湯水の如く出てきました。 朝井 最初に顔を合わせたのは、「Creepy Nutsの“悩む”相談室」(Webで配信しているラジオ連載)の特別篇です。CD発売の際にインストアイベントが行われると聞き、(当時勤めていた)会社の同期と行きました。 CDを買うとサインがもらえるので並んでたんですけど……気づかれないと思ったんですが、R(-指定)さんが気づいてくれて、それがすごい恥ずかしくて、逃げました。 松永 その時、「朝井リョ
大正末期〜昭和初期の池袋には、有象無象の徒手空拳の芸術家がたむろしていた。知っているようで知らない、彼らのこと、その時代を追いかけた。 池袋といえば「モンパルナス」と連想する人は少数派だろう。「池袋モンパルナスに夜が来た/学生、無頼漢、芸術家が街に/出る/彼女のために、神経をつかへ/あまり太くもなく、細くもない/ありあはせの神経を――。/…………」得体の知れない高揚感が凝縮されたこの詩を書いたのは詩人で画家の小熊秀雄。モンパルナスといえば、1910〜30年代に、モディリアニ、シャガール、日本人では藤田嗣治(つぐはる)といったエコール・ド・パリ(パリ派)と呼ばれる外国人芸術家たちがアトリエを構えた芸術の街だ。この詩が『サンデー毎日』に掲載された昭和13年(1938)ごろ、池袋駅の西側、現在の豊島区長崎と千早あたりにまだ何者でもない若い芸術家たちが蠢(うごめ)き、創作し、酒とコーヒーを飲み、議
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