この季節、一部の料理好き、発酵好きの間でジワリとSNSの投稿が増えているものがある。酸豆角(スァンドウジャオ|suān dòu jiǎo)だ。 長尺のささげを、ほのかなスパイスの香りがついた塩水で発酵させた漬けものの一種。夏に蒸し暑くなる中国の西南地方では非常にポピュラーで、家庭料理はもちろん、レストランでもこれを使ったメニューを見かける。 主材料は十六ささげ、三尺ささげなどと呼ばれるインゲンのなかまだ。蔓性のささげで、さやの長さは30~40㎝ほど。インゲンよりも柔らかで火が通りやすく、中国では豇豆(ジャンドウ|jiāng dòu)、長豆角(チャンドウジャオ|cháng dòu jiǎo)などの名前で親しまれている。 2021年は7月下旬頃から都内や横浜の中華系の八百屋に出回っている模様。アジア系の野菜を育てている農園でも見かけるようになり、それに伴い投稿もちらほら。そう、真夏は酸豆角LO
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