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ブックマーク / president.jp (10)

  • 日本が「極東の小国」に落ちぶれる現実度 いまこそスウェーデンの改革に学べ

    はこれからどうなるのか。日総研の山田久主席研究員は、「過去の蓄積とそれなりの規模の経済であることに安住しているが、このままでは『極東の小国』に落ちぶれるだろう」と指摘する。参考になるのは北欧のスウェーデンだ。「われわれにはグローバル化を所与とする国民的コンセンサスがある」。その覚悟で進めてきた改革の中身とは――。 リーマンショック以降も高い経済パフォーマンス ストックホルムは「北欧のベニス」とたたえられ特に5月から6月にはからっとした晴天に恵まれる日が多く、街並みがきらきらと水面に映えて美しい。「われわれにはグローバル化を所与とする国民的コンセンサスがある」――。稿を書きながら、約十年来の知己であり今回訪問時にもヒアリングに応じてくれたフレドリック・ヘイマン氏の言葉を思い出した。 私は労働市場改革を中心に据えた日経済の再生をテーマに調査提言活動を行っているが、約10年前に北欧モデ

    日本が「極東の小国」に落ちぶれる現実度 いまこそスウェーデンの改革に学べ
  • 確実に経営トップのアポを取るためのコツ 「よろしければ」より「ぜひ」

    一番よくないのは、「ご挨拶に伺わせてください」「一度、お顔合わせを」といった曖昧な言い方です。昨今、どこの会社も忙しく、「ご挨拶のような儀礼的なことはご遠慮申し上げます」というところが顕著に増えています。理由は、挨拶という行為に対する価値評価が低下しているからでしょう。その背景は、人間関係の構築より経済的合理性を重要視する時代となっていることがあると思われます。 だからこそ、漠然と「お時間をいただければ」という曖昧で遠慮がちな申し込みでなく、会うことがどういう意味を持ち、何を得られるのか、目的をはっきり伝えることが必要なのです。 2.顧客側の担当者を巻き込む 第2のコツは、お客様側の担当者を巻き込むことです。秘書室などに直接連絡するのではなく、必ず自分のカウンターパートに話を通すのです。担当者の立場からすれば、自分の知らないところで頭越しに上層部と連絡を取られるのは非常に不都合で不愉快なは

    確実に経営トップのアポを取るためのコツ 「よろしければ」より「ぜひ」
  • 「ありがとう」と言わない人は"必ず失う" 駐車場係がえこ贔屓する人しない人

    米国務長官が駐車場係と談笑して気づいたこと 私は国務長官をしていたとき、警備担当者の目を盗み、きれいに磨かれたオフィスをあとにして駐車場まで下りてみたことがある。駐車場の運営は外注で、働いているのはだいたいが移民か少数民族。給与は最低賃金に近いレベルだ。 駐車場は、職員の人数に対して小さすぎた。だから、毎朝、ものすごい苦労をして車を詰め込むことになる。キーを預かった係員たちが、隙間がほとんどないほどきっちり縦に並べて駐車するのだ。 国務長官が駐車場をぶらついたことなどなかったからだろう、係員は私が道に迷ったと思い(そういう面もないではなかったのだが、私は迷ったと認めなかった)、「帰り道」を教えましょうかとたずねてきた。 「いや、いいよ。君たちとちょっと話ができたらと思っただけだから」 そう言うと、彼らはびっくりしながらも喜んでくれた。私は、仕事はどうか、どこから来たのか、一酸化炭素は大丈夫

    「ありがとう」と言わない人は"必ず失う" 駐車場係がえこ贔屓する人しない人
  • 渋滞3時間を10分に短縮した吉野山の偉業 どうやって地元の意思を統一したか

    屈指の桜の名所として名高い奈良県の吉野山。例年4月には深刻な交通渋滞に悩まされていた。だが10年ほど前、旅行会社の主導で駐車場の整備などが行われたところ、3時間の渋滞はわずか10分ほどに改善した。どうすれば観光地の交通渋滞は解消するのか。神戸大学大学院の栗木契教授が分析する――。 なぜ日の観光地は渋滞ばかりなのか 世界の観光マーケティングは、ピンポイントのコンテンツの競争から、すべて時間の価値を高める総合プロデュースの競争に移行している。そこでは利用者に働きかけることで交通混雑の緩和を図る「交通需要マネジメント」の重要性が高まっている。日での成功事例はきわめて少ないが、桜の名所として全国的にも名高い奈良県の吉野山で、顕著な成功例がある。 私は大阪の会社で働いた経験がある。この時期、昼時は桜の話題でもちきりだった。関西は桜の名所が多い。だが休日になると深刻な交通渋滞が発生することも

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  • 自信のない人ほど"年下"を呼び捨てにする 「敬語」「さん付け」で損はしない

    その技とは「身内に対して丁寧にしゃべる」こと、そして外部の人間に対しては相手が年下であろうとも敬語を使い、「さん付け」をするということだ。 これらを励行するだけで、どれだけトクをするか! 自身のステップアップのために、と分厚いビジネス書を読みあさったり、受験者数のやたらと多い資格を取ったりするより、はるかにお手軽で、即効性も高い。日仕事をしつづけるのであれば、「敬語」「さん付け」だけで、想像以上に他のビジネスマンと差別化ができる。 人間の感情は相対評価 私はビジネス書なんて自発的に読んだこともなければ、資格取得の勉強をすることもなければ、営業をすることもないまま、フリーランスとしての仕事を順調に獲得しつづけてきた。なぜ、そうしたラッキーな状況にあるのかといえば、基的には「あの人には仕事を頼みやすい」と周囲に思ってもらえているからだろう。その基礎にあるのが「敬語」と「さん付け」なのだ。

    自信のない人ほど"年下"を呼び捨てにする 「敬語」「さん付け」で損はしない
  • 超デキる人の「スケジュールが白い」ワケ 経営者が旅行できない会社は危ない

    スケジュール欄が常に埋まっているビジネスパーソンは有能である。そう考える人は多いかもしれません。ですが、「超整理」シリーズなどで知られる野口悠紀雄氏は、「スケジュールに白い部分がなければ、重要な仕事はできない」と言います。野口氏が「大きな成果をあげようとするときに求められるのは、空白の時間をつくる能動的なタイムマネジメントである」と提唱する理由とは――。 手帳の空白を死守せよ! 多くの人は、手帳に予定がぎっしり入っていないと、自分が社会から必要とされていないように思えて、不安になります。しかし、スケジューリングでは、「いかにして白くするか」を考えることが大切なのです。 手帳に入る予定の多くは、会議や面談、打ち合わせなど、誰かに時間を合わせる受け身の予定ではないでしょうか。そうなると、予定が入れば入るほど、主体的に使える時間が減っていくわけです。つまり、時間泥棒に自分の時間を盗まれていること

    超デキる人の「スケジュールが白い」ワケ 経営者が旅行できない会社は危ない
  • 「ピンピンコロリ」を実現する5つの習慣 日本の実態は「不健康長寿国」

    長寿国・日の現実は「寝たきり大国」だ。ほかの国に比べて「ピンピンコロリ」は少なく、「ネンネンコロリ」が際立って多い。なぜなのか。そして、「ピンピンコロリ」を実現するための5つの習慣とは――。 日は世界でも指折りの長寿国として知られています。しかし、その実態は、最期まで元気に活動して天寿をまっとうするピンピンコロリ(PPK)は少なく、男性は平均9年、女性は同12年も介護された末に死んでいくという、ネンネンコロリ(NNK)が他国に比べて際立って多い「不健康長寿国」なのです。 病院は決して安全な場所ではない なぜでしょうか。最大の理由は、病院などの病床数の多さにあります。日では人口当たりの病床数がアメリカの4倍以上あり、患者の入院期間も3倍近く長いのです。 病床数が多ければ、いざというときすぐに入院できるので安心だと日人は考えがちですが、後期高齢者の場合、病院のベッドで点滴の針を刺したま

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  • 仕事で先が見えないときの踏ん張り方

    棚の整理をしていたら、古い日記が出てきた。私はここ20年間、1日も欠かさず3年連用日記をつけている。書くスペースは限られているので、日記というよりもその日にしたこと、感じたことを簡単に書き記す記録に近い。 何気なく手にしたのが15年ほど前の日記帳だった。ある日の記録に目を通すと、「仕事がとれず悶々とする。頑張ろう!」と書いてある。その前後の日々を読んでも、「残念ながら失注。これは痛い」「先が見えない。大変だが今が踏ん張り時だ」などと暗いコメントばかりが続いている。いつの間にかの整理は忘れ、古い日記を読み返していた。 薄くなりかけた鉛筆の文字を見て、当時の記憶が沸々と蘇ってきた。その頃、私はある外資系コンサルティング会社に請われて転職した1年目だった。パートナー(共同経営者)として入社し、新しい仕事プロジェクト)をクライアントから受注することを期待されていた。 経営コンサルタントはクラ

    仕事で先が見えないときの踏ん張り方
  • 「無条件幸福」の新しい格差社会がくる ~福井県人が日本一幸せな理由

    幸福とは、自己肯定 2016年度版の47都道府県幸福度ランキングで、僕の故郷である福井県がまた総合1位になりました(http://www.pref.fukui.jp/doc/furusato/ranking.html)。「健康」「文化」「仕事」「生活」「教育」の5分野で構成されているようですが、福井県は別に給料の高い仕事がたくさんあるわけでもないし、東大などへの進学者数も特に多くありませんが、「仕事」と「教育」の分野でも1位でした。つまり、底上げができていたり、安定感のようなものがあったりするんだと思います。 僕も福井で生まれ育ったので、その実態をよく聞かれます。最近では毎月福井に帰っていることもあるし、自分なりの勝手な視点で考えてみることにしました。 福井には、空路も新幹線もありません。日海側に位置して、みごとなまでに山に囲まれた閉鎖的な地域です。それでも、今ではテレビやインターネット

    「無条件幸福」の新しい格差社会がくる ~福井県人が日本一幸せな理由
  • なぜフェイスブックのつながりは役立たずなのか?

    ソーシャルメディアは「人脈」を可視化した。だが、それは当に役立つものだといえるのだろうか。無用な「つながり」はむしろリスクとなる──。 「いいね」だけでは仲間はつくれない 自分の人的ネットワークが自分を規定する。友人、仲間は選べ――。近著『君に友だちはいらない』で、私はこう書きました。現在の日は、かつてなく「仲間づくり」が重要な時代となっています。仲間とは、SNSで絡んだり、「いいね!」をするだけの友だちではありません。共通の目標の下で、苦楽をともにできる仲間との「チームアプローチ」が求められているのです。 その理由のひとつが「グローバル資主義の進展」です。 あらゆる業界で競争が激化し、ビジネスモデルの耐用年数がどんどん短くなっています。このため商品だけでなく、「人材のコモディティ化」が進んでいます。特殊な能力をもった一部の人を除いて、ほとんどの人は、より給料の安い人に置き換えられて

    なぜフェイスブックのつながりは役立たずなのか?
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