NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」に登場する鉄道のモデルになった三陸鉄道(岩手県宮古市)は、東日本大震災後、最後まで運休が続いていた2区間の運転を4月5、6日に相次いで再開する。27日に発表した。震災以来、3年ぶりに全線を列車が走る。 運転を再開するのは、南リアス線釜石―吉浜間(15キロ)と、北リアス線田野畑―小本間(10・5キロ)。 岩手県沿岸部計107・6キロを走る三鉄は震災で駅舎や線路が被災し、全線が不通となった。だが5日後には運賃無料で一部区間の運転を再開し、被災者を勇気づけた。その後も復旧が進み、運休は2区間計25・5キロのみとなっていた。