おれと将棋 おれは前に、なぜ野球を観戦するのか自問自答した。 今度は将棋について考えてみたい。おれはこのごろ、将棋のタイトル戦などをネット配信でよく見ている。 なぜ、他人の指す将棋がおもしろいのか。よくわからないので考えてみたい。 ……という話をする前に、おれの将棋歴のようなものを明かしておく。 おれと将棋との出会い早かった。なぜなら、父が将棋の愛好家であったからだ。どの程度の愛好家であったかは説明しにくい。免状がないからだ。 とはいえ、アマ初段以上ではなかったかとは思う。当人はそう言っていたように思う。もうちょっと強かったかもしれない。そのあたりは推測である。でもまあ、将棋に関する本「も」多く所持していたし、一人で棋譜を並べたりしていることもあったし、そこそやれたんだと思う。 とはいえ、アマ初段以上だろうとしても、人に、子供に教えられるかは別の話である。家に脚付きの将棋盤があるからといっ