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ブックマーク / cocolog-nifty.hatenablog.com (9)

  • 豆ご飯の苦悩 - 山下泰平の趣味の方法

    私は豆ご飯が嫌いだった。 数年前に当に嫌いなのか確認したくなり、野菜の無人販売所でウスイエンドウを購入し豆ご飯を作ってみたところ異常に美味かった。それで私は豆ご飯が嫌いではなかったということが判明した。 私の同年代には豆ご飯を嫌う人がわりといて、当時は冷凍のグリンピースを使った豆ご飯が主流だった。そういうレシピが局地的に流行していたか、学校給で使われていたのかもしれない。今は冷凍の技術も発達していてまた違う状況なのだろうが、昔は冷凍グリンピース自体が美味しいものではなかった。そりゃ美味しくはないよねといった感想で、とにかく昔の冷凍グリンピースで作るのと、サヤに入った新鮮な豆で作る豆ご飯は全く別物だという感想であった。 それ以来、毎年豆ご飯をべたくなりウスイエンドウを無人販売所に買いに行くんだけど、豆は人気があるため基的に争奪戦である。あったら躊躇せずにすぐ買うというスタイルでなくて

    豆ご飯の苦悩 - 山下泰平の趣味の方法
  • 職場で流行らせたらなぜか効率が上がった言葉を紹介する - 山下泰平の趣味の方法

    なぜか上手くいった 人間は自由だからなにしてもいいしなにもしなくてもいい それお前の趣味な そんなにしたいならお前がすればいいのでは? 嫌だししたくない どうでもいいしなんでもいい なんでこんなことをしたのか 明治から続く感じのもの 雑感 なぜか上手くいった 私には面白がってずっと同じことを言う習性がある。それらが職場で流行し意図せず周囲に良い影響を与えてしまい、効率が上ってしまったのが面白かったのでまとめておくことにした。GoogleNetflix などで流行らせても意味ない可能性が高く、どちらかというと非効率な組織で使いまくると効果がでると思われる。 一応書いておくと当に効率的な職場環境を構築するのであれば、こんなマヌケなことする意味ない。しかし効果皆無でも同じことを繰り返していると脳を使わず発話だけが発生し、バーバーなんかしてる気分になるのでみんなも真似したら良いと思う。あと

    職場で流行らせたらなぜか効率が上がった言葉を紹介する - 山下泰平の趣味の方法
    koonya
    koonya 2022/05/08
    だれかと思ったらこの人か
  • 明治の若者たちはいかに無銭旅行を成功させたのか - 山下泰平の趣味の方法

    この記事では明治時代の若者たちがいかにして無銭旅行を成功させたのか、その手法を中心に2万文字かけて解説している。 無銭旅行があった 無銭旅行とはなにか 若者たちは無茶をする 短期間だから無銭旅行ができた 人を殴ったり投げたりしたので無銭旅行ができた 普通にお金を使って旅行をした その辺の野菜や動物をって旅行をした コミュニティーの親分を殴り倒して旅行をした 無銭旅行したと言い張った 嘘をついて他人に迷惑をかけて旅行した 働きながら旅行をした 丈夫だから普通に無銭旅行ができた 中学生は仲間だという荒い戦略で失敗しながら旅行をした 早めに失敗したから死なずに済んだ 普通に強盗をして逮捕された 慎重な無銭旅行 失敗した人々の末路 行商をしながら旅行をした 雑誌で知り合いを作っておいて旅行をした 彼らはどこにたどり着いたのか たとえそれが幻想であったとしても 無銭旅行があった 明治の二十年あたり

    明治の若者たちはいかに無銭旅行を成功させたのか - 山下泰平の趣味の方法
  • 岩波文庫解説目録(2020年版)の100冊を選んでみた - 山下泰平の趣味の方法

    選んでみました 岩波文庫解説目録(2020年版)から100冊選んでみた。 あくまで2020年版から選んだものなので、岩波文庫のベストなリストではない。あと上下巻やら全6巻みたいなものもあるので、厳密には100冊ではない。 これがなんのためのリストなのかといえば、私が岩波文庫解説目録(2020年版)を眺めてたら面白くなってしまい、気が向いたので100冊選んだものでしかない。既読(含む、岩波文庫以外で読んだもの)だと思われるものから、読んで良かったような記憶があるものを抽出している。 そんなわけで紹介しているものを全部読んだところで、生き方や人生が変わることはない。ただし自分が好きなジャンルくらいは発見できるかもしれない。それに加えて私が日の近代以降の文化が好きなので、読むと近代以降の日文化を理解しやすくなるといった効果はあると思う。 意識したのはつながりで、ここは他のリストと少しだけ違

    岩波文庫解説目録(2020年版)の100冊を選んでみた - 山下泰平の趣味の方法
  • 本を書くためにやったことと感想のまとめ - 山下泰平の趣味の方法

    を書いた。わりと苦労した。内容についてはおいておいて、を発売するまでにやったことと感想をまとめておく。 私は日全国に意味の分からないことを調べている人が沢山いるんだろうなと思っていて、そいういう人々が色々と発表するような世の中になって欲しいと考えている。変なものを読みたいからね。なのでが趣味で色々と調べている人の参考になったら嬉しい。 数年に渡って公開をしていく 自分の調べたことを延々と公開していく。自分がスゲー発見したぞッ!! ってなったとして、そういうのもジャンジャン公開する。発見を隠しておいて場所を選んで公開みたいなの、私はあんまり意味ないと思っていて、情報をオープンにしておくとその分野について他人が調べてくれることもある。自分より調べやすい場所にいる人、例えば研究機関に所属している人が調べてくれると素晴しく良くて、品質の高い情報を得ることができる。結果的に、自分が分かる速度も

    本を書くためにやったことと感想のまとめ - 山下泰平の趣味の方法
  • 昨年度に定番化した鍋を紹介します - 山下泰平の趣味の方法

    私は鍋を料理するのもべるのも好きで、様々な鍋を試しては遊んでいる。昨年度も色々な鍋を試し、新たな定番鍋が登場、実りの多い日々であった。反省点としては鍋スープの導入に失敗したことで、あれって大手のメーカーがみんなが美味しいを追求しているわけで美味いに決ってるんだけど、鍋って週末に作るんで少しだけ面倒くさいことをしたいみたいな気持があって、なかなか買うことができない。年度は挑戦してみたいものですというわけで鍋を紹介していく。 私の基の鍋 私が鍋をしようと思った時に作るのがこの鍋で、簡単なのに美味い。鍋に昆布と水を放り込んでおいて、基的には白菜とキノコ、白葱を投入、料理酒を入れてタラとハマグリを入れたら完成。 野菜は適当でいいけど、旨味が増えるんでキノコは数種類入れたほうが良い。タラは塩振って昆布貼り付けたのキッペ+ラップで包んどくと水分が抜けて美味い気するけど、手間をかけた=美味いみた

    昨年度に定番化した鍋を紹介します - 山下泰平の趣味の方法
  • 月が奇麗ですねが面倒くさい人向け明治の "I love you" - 山下泰平の趣味の方法

    漱石が "I love you" を月が奇麗ですねって訳したって話があるけど、回りくどくて面倒くさいよな。明治の日人は我君を愛すとか言わないだろって感じなのだろうが、明治の奴らは基的に焦ってるため、愛とか恋とか細かいことを気にしてる暇はない。それならどうなるとかというと、こうである。 わたくしのになってください。 明治の中頃にもなると、性的な部分で潔白な態度というものが求められつつあった。そんなわけで、少しだけ知的な人が読む娯楽作品の世界では、『恋が成就する=結婚』ってルールがあった。例外もあるけど、だいたいそういう感じである。それゆえに『 "I love you" =わたしのになってください』が成り立つというわけだ。 でもいきなり結婚とか厳しいよな今は平成だしっていう意見もあると思われる。そもそも今のところは、同性同士だと結婚できないとか色々な問題もあったりする。そういう場合に使

    月が奇麗ですねが面倒くさい人向け明治の "I love you" - 山下泰平の趣味の方法
  • 身も蓋もないプロダクト - 山下泰平の趣味の方法

    身も蓋もない中華プロダクト 中華製品と呼ばれるものがある。私もたまに購入する。使ってみて面白いなーって思うのが、とにかく身も蓋もないっていう点である。 中華製品の自転車用ライトの場合だと、 明るいLED デカいバッテリー 堅い外側 といった特徴があって、それを満していればとりあえずライトとして快適に使用である。高級品なら Apple っぽいパッケージに入れたら良いだろとか、その程度の思考力で作られている。 HODGSON USB充電式自転車ライトLED自転車ライトライトセンサー付き安全なサイクリング 出版社/メーカー: HODGSONメディア: その他この商品を含むブログを見る この商品、使ってみたら普通に使える。暗い場所では点灯し、明い場所では消灯する。きちんとしたメーカーが1万円くらいで出してたライトが、2000円程度で買えるようになる。センサーなんかも付いていて、局地的には高額製品よ

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  • 剣道と銃剣道どっちが強いのか大正時代に試してる奴らがいた - 山下泰平の趣味の方法

    子供に銃剣道と剣道のどっちを教えるのか迷ってる人たちが大量にいるんだけど、強い方を教えたほうが良いに決ってる。男だったら誰だってそう思う。女だってそう思うはずだし、大正時代の奴らもそう思ってる。そんなわけで大正14年に銃剣道vs剣道の試合が開催されたのであった。 銃剣道は比較的早い時期に陸軍で採用されていたものの、従来の剣術や槍術の応用に過ぎないとされ、一段低く見られてしまう傾向があった。というわけで大日武徳会も、銃剣道に教士範士の称号を与えることが長くなかった。陸軍当局の働きかけによって、大正13年にようやく教士の称号が与えられることになる。 しかしながら銃剣道と剣道が勝負をしたら、剣道が勝つだろといった風潮がまだまだ存在している。銃剣道の人らがイライラしていたところ、大正14年に全国剣道大会が開催されることとなった。 銃剣道から教士が出てから初の試合である。ここで勝てば銃剣道の真価を

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