不可思議な法律を1つ紹介する。映画『王の男』に出てくる美男が王と持ってしまった性関係を自分の願う性関係ではなかったとした場合、その王を「強姦罪」で告訴できるだろうか。 答は「ノー」だ。相手が「王」だったからではなく、被害者が「男」だからだ。現行の刑法は強姦罪の被害者を「婦女」としか規定していないのだ。 韓国女性開発院が11日に発表した「現行法令上の男女差別条項発掘調査結果」は、民法や刑法など国民の日常生活と密接な関係を持つ現行法律が時代錯誤的な条項をどれほど多く内包しているかを物語っていた。 女性家族部の要請でここ3か月にわたり大韓民国法令集に収録された44編の法令のうち、第1編の憲法から第17編の文化公報部門関連法令にわたり調査した韓国女性開発院は、「合理的理由もなしに一方の性を優待、排除、区別したり、不利益が発生するよう待偶したりする法規定が159に上った」と報告した。 そのほ