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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (3)

  • 深町秋生の序二段日記

    橋下弁護士の立候補で慄然としたのは、やしきたかじんや島田シンスケに電話でおうかがいを立てたという件だった。彼らに「やれ」といわれたから出馬を決めたらしい。 なんだろう。他の世界だったら袋叩きに遭う話ではないか。「や、出ないつもりでしたけど、医師会の理事長が出ろというものですから」とか「労組の書記長が出馬を許してくれましたから。最初は出るつもりはなかったんですけど」なんて会見する馬鹿がどこにいるというのだ。 しかしまあタレント議員にはうんざりだ。しかしネットやメディアで「なぜ自公はタレント候補を立てるのか!」なんて怒りの意見を見かけるが、それはちょっと違うと思う。自公だからタレント候補を立てるのだ。 自民党はあらゆる大組織とつるんで生きてきた歴史がある。郵政、金融、土建、農業、漁業、医者、製薬会社、防衛、パチンコ警察、暴力団。つるめなかったのは労組とインテリぐらいだろう。しかし小泉安倍のネオ

    深町秋生の序二段日記
  • 聖域に住まう人々の生態「スパルタの海」 - 深町秋生の序二段日記

    すごいものを見てしまった。先日、小説の取材でちょっと上京したのだが、その折に渋谷のシネマヴェーラで封印映画の「スパルタの海」を見てきた。 これは83年に戸塚ヨットスクールのスパルタ教育について映画化したもので、ちょうど公開となったところで相撲部屋よろしく暴行致死事件が明るみになってお蔵入りとなった作品である。 戸塚ヨットスクールを支援している団体がこの映画の権利を東宝東和から買い、DVDを通販で売っているという話を聞き、正直なところスパルタ教育が好きな都知事イズムに染まった人達向けのくだらないプロパガンダ映画だと思っていたのだが、それは大きな間違いであった。人の価値観を揺さぶる薫り高い文学性を感じさせる怪作品であった。おそらくそのノリは「シグルイ」や梶原一騎のカラテ作品や「愛と誠」、それにリチャード・バックの「かもめのジョナサン」のような現代社会とは相容れない(同時に人を魅了してやまない)

    聖域に住まう人々の生態「スパルタの海」 - 深町秋生の序二段日記
  • 深町秋生の序二段日記

    「あの頃のこの国は美しかった。希望があった」 などと妙にうっとりする年配の方々を見ると「その美しい思い出と一緒にさっさとくたばれよ」と生きながら焼却炉に放り投げたくなるのだが、でもまあその気持ちもわからなくもない。美しい時代は確かにあったと思う。それは1950年代などではなく、80年代から90年代初め。もうバブル全盛。この頃の日がぼくにとっては美しい国であった。間違いなくマブかった。 その頃の日の激マブ度については、むしろ日人よりもアメリカ人のほうがよく知っているような気がする。世界の三船と島田陽子が出演していたアメリカのTVドラマ「ショーグン」(戦国時代にイギリス人航海士が日にたどり着き、日の武将に気に入られて乱世を生き抜くという、ラストサムライの元祖みたいなドラマ)が80年に爆発的な人気を博し、そこからアメリカで日ブームに火がつくのだが、それはアメリカ人の憧れと恐怖と憎悪を

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