トリポリ(CNN) リビアのカダフィ大佐の息子らが使っていたとみられる首都トリポリ西部の邸宅にCNNの取材班が28日入った。そこには快楽の限りを尽くし、使用人に残忍な暴力を振るい続けた生活の痕跡が残っていた。ある元使用人は、一家の飼い犬の方がましな扱いを受けていたと話す。 敷地内にいくつかある建物のうち、取材班が最初に足を踏み入れたのは海辺の豪華コンドミニアムだ。中には黒と白で統一したしゃれたデザインのパーティールームが並ぶ。海を見渡す部屋の床には、高級スコッチやシャンパンのボトルが散乱していた。寝室には円形ベッドとジェットバス。室内は反体制派に荒らされ、電気製品はほとんど持ち去られていたが、高級ステレオコンポの説明書が残っていた。外にはホットタブとバー、バーベキュー設備の付いたプライベートビーチが広がる。 別の棟には白いグランドピアノと高価なステレオ機器がそろい、その隣には屋内プールやジ