家庭で犬や猫を飼う人は多いが、勤務先でもペットを飼う動きが広がってきた。社内を歩き回ったり、デスクの上で眠ったり、かわいい表情を見せる社員犬や社員猫。果たして彼らの勤務評定は-。 (吉岡逸夫) 社員番号0(ゼロ)、一歳のメス。名前はキャンディ。犬種はオールドイングリッシュシープドッグ。企業向けITシステムを提供する日本オラクル(東京都港区)の四代目社員犬だ。 約二十年前に飼い始めた初代のサンディは非正規雇用だったが、二代目からは正社員となった。勤務は水曜日正午から午後一時半まで。業務は社内を見回り、社員を和ませること。普段は、近くのペットショップで寝泊まりし、しつけもされている。出勤日は、調教師が車で送り迎えするといい、重役並みの待遇だ。 同社広報担当者は「会社の知名度を上げ、親近感を持ってもらうため、製品紹介イベントにも参加し、お客との潤滑油の役目も果たしている」という。 同社の従業員は