父のアドバイスでやるべきことが明確に 先週末、14日から始まった第62回全日本大学サッカー選手権大会(以下、インカレ)。18日に行われる2回戦から登場する早大をけん引するのが、MF中田航平(22)だ。高校、そして大学とケガに悩まされながらも乗り越え、各世代で“主将”を務め、チームを引っ張ってきた。4年間の集大成となるインカレでは、昨年に続く優勝が期待されるが、前回覇者としての気負いはない。「とにかく勝ちたい」と、貪欲に勝利を目指すだけだ。【取材・構成 石井宏美】 ――中田選手がサッカーを始めたのは? 中田 3、4歳の頃だったと思いますが、2つ上に兄がサッカーをしていたこと、また、父が当時、高校の教員でサッカー部の監督を務めていたことも影響して、自然とやり始めるようになりました。幼稚園の頃は神奈川県横須賀市にある佐野ベアーズで、その後は横浜F・マリノスのスクールに入ってプレーしていました。