ブックマーク / toyokeizai.net (45)

  • 日本の「樽生ビール」時代遅れになりかねない訳

    「樽生」というのは何ともいい響きで、仕事帰りに飲店で飲む生ビールは何にも代えがたいものです。全国各地にクラフトビールの樽生専門店も増えていて、大手の生ビールだけでなく、さまざまなタイプのものを飲むことができるようになってきました。 さて、そんな樽生の世界におけるイノベーションによって、樽生ビールの流通が大きく変わろうとしています。その“主役”が「One way keg(ワンウェイケグ)」と呼ばれる樽容器で、これがビール業界のゲームチェンジャーになる可能性を秘めています。 ワンウェイケグを使うメリット 従来、ビールはステンレス製の容器に詰められて飲店に運ばれ、使い終わるとメーカーに返して再び利用されます。対してワンウェイケグはリサイクル可能なPET素材などで作られており、ワンウェイという名の通り、メーカー側に返す必要はありません。すでに欧米では主流になりつつあり、キーケグ、ユニケグ、ペテ

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  • クルーズ船停留が及ぼす健康被害と「人権侵害」

    乗客乗員3700人超が海の上で、今もいわば“軟禁”状態にあるダイヤモンド・プリンセス号。香港で下船した乗客が新型コロナウイルスに感染していたことがわかり、延べ336人の乗客が検査を受けた結果、70人が陽性と判明した。 感染率20%、とまで早合点する人はいないだろう。もしこれ以外に感染者がいなければだが、乗客乗員約3700人中の70人なら単純計算で感染率1.8%だ。そもそも感染者と濃厚接触があった、もしくは発熱や咳などの症状のあった、感染可能性の高い人だけを検査している。政府チャーター機による武漢帰国者の感染率とも大差なく、大騒ぎする数字ではない。 問題は、感染の広がりよりも、2週間の軟禁生活そのものが重大な健康被害をもたらしかねないことだ。題に入る前に、この洋上停留が新型コロナウイルス以上にハイリスクで、世界的にむしろ非難を受けかねない、という話をしたい。 海上軟禁は健康リスクと人権侵害

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  • ナメた態度で「社員研修」に臨んだ社員の末路

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  • 妊婦旅行で胎児死亡もあるあまりに悲しい結末

    大きいお腹を抱えて、リゾートで微笑む幸せそうな笑顔――。SNSで「マタ旅」と検索すると、妊娠中の旅行を楽しむ写真の数々がヒットする。 妊娠中に旅行する「マタニティ旅行=マタ旅」という言葉が徐々に広がり出しておよそ10年。「子どもが生まれたら、しばらく自由に旅行に行けないから」「妊娠の記念に」と、マタニティライフのハイライト的に出かける人が後を絶たない。当初は芸能人らから火がつき、近年SNSの発達により、さらにブームが広がった。 DeNAトラベル (現・エアトリ)の2017年12月の調査によると、妊娠経験がある人でマタ旅を経験した人は65%にのぼった。旅行した理由の1位は「体調が安定していた」。次に「事前の準備をしっかりすれば問題ないと思った」「子どもが生まれたら行けないと思った」が続いている。 「夫婦最後の時間を過ごせる」「べ物などさまざまな制限があるなかで、ストレス発散できる」という前

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  • 読解力が弱い人は「言い換え」がうまくできない | 幻冬舎plus | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

    79か国・地域の15歳約60万人を対象とした国際学習到達度調査(PISA)の結果が12月3日に公表され、日は「読解力」が前回の8位から過去最低の15位に急落したことがわかりました。 “小論文の神様”樋口裕一さんの新刊『「頭がいい」の正体は読解力』(幻冬舎新書)は、まるでその結果を予見していたかのように、「第一章 なぜ日人の読解力が落ちているのか」で始まります。さらに樋口さんは、「文章を読むだけでは読解力はつかない」とも指摘。では、効率的に読解力を鍛えるにはどうすればいいのでしょうか? とはいえ、私は「四面楚歌」やら「捲土重来(けんどちょうらい)」などという故事成語や、「他山の石」などのことわざを正確に知っていたり、使えたりすることが大事だとは思わない。また、日常的に使わないような難読漢字の読みを知っていたり、「憂」という字を書けたりしたところで、たいして意味があるとも思わない。 その

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  • 酒が飲めない人には理解しがたい酒飲みの発想

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  • 日本人の給料がまるで上がらない決定的な要因

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  • 「ターミネーター最新作」が世界中でコケた理由

    おそらく、彼はもう戻ってこない。『ターミネーター/ニュー・フェイト』は、作り手の期待からはほど遠い、新たな運命を決定づけてしまった。 今作は、生みの親であるジェームズ・キャメロンが製作とストーリーを担い、リンダ・ハミルトンが25年ぶりにサラ・コナー役で戻ってくるということで大きな期待が寄せられたシリーズ6作目。公開初週こそ日米ともに1位を獲得したものの、その数字は予想をはるかに下回るもの。下落率も激しく、北米では3週目にして早くもトップ10圏外に落ちてしまった。 現在までの世界興収は2億4900万ドル。製作費はおよそ1億9000万ドルと高額なうえ、世界規模のマーケティング費用がかかっており、収支トントンになるには最低4億8000万ドルの売り上げが必要と見られているが、もはやその数字を達成するのは不可能だ。 これは、評価ではずっと劣るシリーズ5作目『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(世界

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  • 合法的な薬物依存「デパス」の何とも複雑な事情

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  • あの「風立ちぬ」が戦争讃美詩より問題な理由

    多くの人にとって心地よいものであろう美は、人を殺すこともある。彫刻家にして詩人、高村光太郎の戦争賛美詩「必死の時」は、死地に赴く若人の背を押した。そして、スタジオジブリのアニメ『風立ちぬ』には戦争賛美詩よりも問題があると言われたら、驚かずにいられるだろうか。『危険な「美学」』を書いた成城大学の津上英輔教授に聞いた。 「美しさ」に潜む危険 ──美学とはどんな学問ですか。 美とは何か、そして芸術とは何かを考える学問です。私は美を捉える感性の働きを重視しています。「切ない」という言葉の意味の変遷を例にしましょう。もとは「出口がない」という物理的状況を表したのが、人の感情に転移して々とした気分を意味するようになり、さらに現代ではプラスの意味に使われる。これは昔の辞書やネットでの用法で検証できます。客観的なデータに基づいて、人の感性を解明できるのです。 ──どう社会の役に立ちますか。 2000年ご

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  • ジム・ロジャーズ「日本は東京五輪で衰退する」

    ファイナンシャルプランナーの花輪陽子です。先日、ジム・ロジャーズ氏の『日への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く』の講演が東京、京都、大阪で行われました。講演や書籍などを中心に、私が印象に残っている日人へのメッセージをお伝えしたいと思います。 ロジャーズ氏は「オリンピックがあるからといって、その国の株を買ったり売ったりする材料にはならない」と言います。今回は、投資目線でオリンピックはどうなのかを解説します。 五輪で借金だけが膨らみ、最後は弊害にむしばまれる 「日では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向かって景気が上昇すると考えている人もいる。確かに、表向きにはオリンピックによるいい面もあるだろう。道路は改善され、真新しいスタジアムが出来上がる。こうした事業に関わった人たちは一定の恩恵を受けられるかもしれない。政治家も、ポジティブな成果をアピールするだろう。

    ジム・ロジャーズ「日本は東京五輪で衰退する」
  • あの4Kテレビが「暗い」というとんでもない衝撃

    「なぜ、4Kテレビをたくさん売ってしまったのか……」 首都圏某所に店舗を構える中小電器店の店主は悔悟の日々を送っている。昨年12月に高精細、高画質を標榜し鳴り物入りで始まった4K8K衛星放送。この店では4K放送が始まる前までに1台30万円ほどの「4Kテレビ」をなじみの客を中心として、数十台売った。 「4K放送の映像は別世界」「東京五輪はきれいなテレビで見たほうがいいよ」。昨秋、店主は顧客らに繰り返しこう勧めた。4K8K放送は2K(フルハイビジョン)よりも鮮明な映像が売り。テレビCMやパンフレットなどにうたわれていたフレーズを売り文句とした。 ところが、昨年の放送開始からほどなく、この店主は4Kテレビの販売をきっぱりやめてしまった。理由は放送を見た客の反応があまりに「想定外」だったからだ。 いざ4K放送が始まると、テレビの購入者から「画面が暗い」「暗すぎて鮮明かどうかもわからない」との苦情が

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  • 東京が「世界一危ない都市」と断定されたワケ

    東京と大阪をしょっちゅう行き来していると、ときどき別世界のようなギャップを感じることがある。関東と関西は、お互いに向こう側で何が起きているかを意外なくらいに知らないのだ。というよりも、単に関心が乏しいと言った方がいいのかもしれない。 関東と関西、今年は全く逆のことが起きている 例えば関東の人たちは、昨年の関西が①大阪北部地震(6月)~帰宅難民も発生した、②西日豪雨(7月)~西日全体で死者が200人を超えた、③台風21号(9月)~関西国際空港が水没してしまった、というトリプルパンチの自然災害を受けたことを、どれだけ記憶しているだろうか。 まじめな話、昨年は6月から9月にかけて鉱工業生産指数が103.0台でペタッと横に寝てしまったのだが、これは災害に伴って西日のサプライチェーンが麻痺してしまい、立て直しに手間取ったことが主因であったと筆者はみている。が、そういう認識は東日においては希薄

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  • 悟空のきもち「51万人予約待ち」強烈人気の裏側

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  • 「ウーバーイーツの配達員」下請け横行の実態

    アイメン・アファウイはウーバーイーツのバッグを背負い、パリのレピュブリック広場から自転車をこぎ出す前に、いちばん早いルートをスマートフォンで調べた。時は金なりだ。そして18歳の移民であるアファウイには、まさにその金が必要だ。 「わなきゃいけないから、この仕事をしている」。その日最初の配達を数分早く行えるルートを見つけると、アファウイは言った。「盗みをしたり、通りで物乞いをするよりましだ」 アファウイは労働許可証を持っていない。その日の賃金の半分より少し多い額が彼の取り分となり、残りはウーバーイーツのアカウントを持っているフランス人の配達員に支払う。 フランス人の配達員は、ウーバーイーツの賃金(配達1回当たり3.5ユーロに、距離に応じた料金が加算される)が安すぎるので、自分では配達をせずにアファウイに下請けに出している。アファウイはチュニジアからフランスに来て、廃棄された車の中にここ1カ月

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  • 日本で「社内失業者」が増え続けている根本理由

    「社内失業者」という言葉をご存じだろうか。社内失業とは、労働者が正社員として企業に在籍しながら、仕事を失っている状態を指す。2011年の内閣府調査によれば、全国の労働者の8.5%にあたる465万人が社内失業者に該当するという。2025年には500万人に増えるという調査結果もある。もはや他人事ではない。多くの企業や個人も心当たりがあるのではないだろうか。 社内失業者が生まれる理由の1つに、該当社員の能力不足があげられる。能力不足というと持って生まれたスキルが足りないと思われがちだが、社内失業者の年代別割合を見ると50代で急激に生まれていることが調査結果により明らかになっている。さらに詳しくみていくと、一般社員クラスに多いことがわかった(エン・ジャパン調べ)。 社内失業者は当に能力不足なのだろうか。一連の問題に対して、社内失業者を生まないためのヒントをひも解いていきたい。 機械的組織から、「

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  • 明石家さんま「老害化する笑いの天才」の限界

    昨年、『日経エンタテインメント!』(日経BP社)の「好きな芸人・嫌いな芸人2018」ランキングで異変が起こった。「好きな芸人」部門で、調査開始以来、不動の首位を保ってきた明石家さんまが敗れて、新たにサンドウィッチマンが1位に輝いたのだ。さんまを上回る次世代の好感度No.1芸人の誕生は、大きな話題になった。 しかし、今年はさらに驚くべきことが起きた。『日経エンタテインメント!』2019年8月号で発表された「好きな芸人・嫌いな芸人2019」で、さんまが初めて「嫌いな芸人」で1位になってしまったのだ。もちろん「嫌い」と思うほど感情が動くのは、それだけ認知されている証拠でもある。いわば、嫌いな芸人として名前が挙がるのは人気者の宿命でもあるのだ。 それでも、あのさんまが1位になるというのは衝撃的だ。40年以上にわたって幅広い世代に愛され続けてきたさんまに、いま逆風が吹いている。そんな空前の事態が起こ

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  • ジム・ロジャーズ「円はもう安全資産ではない」

    ファイナンシャルプランナーの花輪陽子です。前回同様、ジム・ロジャーズ氏へのインタビューから、皆さんにとって役立つメッセージをご紹介していきます。今回は、海外投資海外移住についてテーマにしたいと思います。 日人は甘すぎる! 日では「老後資金2000万円不足問題」が連日メディアをにぎわせました。しかし、ジム・ロジャーズ氏は「年金を当てにしている人は甘い」と言います。いつまでも円だけにしがみついていてはリスクがある、ということです。 「日人にとって、日国外に投資をすることは極めて重要だ。日国内にほとんどの資金を保有している日人は、早急に資金を海外に移すことを考えたほうがいいだろう。日で貯めてきた貯金と政府からの年金を老後資金の当てにしている人は、甘いと言わざるをえない。日政府が今後も紙幣を刷り続けるのであれば、日円の価値は相対的に落ちるからだ。 年金も、額面として受給できたと

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  • あまりに辛辣!ロシア人の「日本人への本音」

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  • れいわ新選組は「日本新党ブーム」再来なのか

    参院選も最終盤を迎え、安倍晋三首相(自民党総裁)をはじめ各党党首は激戦区に張りついて「最後のお願い」に声をからしている。自民が優勢との予測は変わらず、選挙戦の盛り上がりもいま一つ。投票率低下も懸念されている。 そんな中、各党選対幹部や選挙専門家がこぞって注目しているのが、山太郎参院議員率いる「れいわ新選組」の戦いだ。 既存政党を圧倒する山太郎氏の街頭演説 消費税廃止や最低賃金1500円など「究極のポピュリズム」(自民幹部)ともみえる政策を掲げて有権者に支持を訴える山氏の街頭演説は熱気にあふれ、既成政党の党首を完全に圧倒している。新聞やテレビがほとんど取り上げない厳しい環境の中、型破りの選挙戦術を駆使する山氏の挑戦が「線香花火」に終わるのか、それとも新たな政治の萌芽を天空に映し出す「尺玉」となるのか、依然として見通せない状況だ。 主要メディアが実施した全国情勢調査や分析でも、比例代表

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