今月25日、エンジントラブルで千葉県沖から成田空港に引き返した航空機が、緊急事態を宣言したにもかかわらず、管制官が聞き逃して空港に伝えなかったため、緊急時の受け入れ態勢が取られていなかったことがわかりました。国土交通省は「緊急事態の宣言は確実に伝えるべきもので、再発防止に努めたい」としています。 しかし、羽田空港でこの機体の管制を担当していた国土交通省の管制官が、宣言を聞き逃して成田空港に伝えなかったため、消防車を待機させるなど緊急時の受け入れ態勢を取ることができなかったということです。 航空機は無事着陸し、乗員乗客149人にけがはありませんでしたが、その後の点検で、エンジンに鳥が吸い込まれるバードストライクの痕跡が見つかり、ブレードと呼ばれる金属製の羽根の一部が破損していることがわかったということです。 国土交通省管制課はNHKの取材に対し、「緊急事態の宣言は、確実に伝えるべきことだ。改