アーキテクチャを考えるとき、レイヤー(Layer)とティアー(Tier)の2つの側面を使って考えるとよい。日本語ではレイヤー、ティアーどちらも「層」と訳すが、アーキテクチャにおいてはその意味は異なる。 物理的な層。WebサーバやAPサーバ、DBサーバをどういった階層で配置するかを検討する場合、各層を「ティアー」と呼ぶ。 アーキテクチャ設計では、まずティアーをどのように構成するかを検討する。これはハードウェアの購入と密接に関わっているため、上流設計にて行われる。 ティアーの増やし、それぞれの冗長性と高めれば、それだけ高セキュア・高信頼性な堅牢なシステムが出来上がる。しかし、その分だけコストが増大するため、トレードオフを考えて設計する必要がある。 本設計はUMLの配置図を用いて表現することができる。 次にレイヤーの構成を検討する。多くの場合、導入するフレームワーク・ツールによってある程度決