iPodが欲しい。いわずと知れたAppleのデジタルオーディオプレーヤー、その新機種「iPod Nano」が発売されたのだ。私はすでにiPod Miniを所有している。それを買ったときだって、毎晩枕元に置きたいくらい舞い上がった、はずなのに。また欲しい。 次々食指の動く新製品を投入してくるメーカーの思う つぼだ。踊らされてる。操られている。静まれ物欲。 電器店の店頭で実物をおがんで以来、今持っているゴールドのiPod Miniを見る私の目も変わってきた。「そろそろ次か・・・」そう思う私の考えを察知してか、彼(今のiPod)の動作も最近あやしい。 わかったよ。まだ我慢しようじゃないか。そもそもそんなの余分に買うお金ないし。ということで、デジタルな物欲をなんとか昇華してみたいと思う。手芸で。 (乙幡 啓子) 「手芸で」といっても、やけくそなんかではなく、あながち あさっての方角から来た考えでも