自民党の森山裕国会対策委員長と立憲民主党の安住淳国対委員長が26日午前、国会内で会談し、来月16日までの今国会の会期中に党首討論を開く方向で一致した。党首討論は首相と野党党首による一対一の議論。開かれれば2019年6月以来2年ぶりで、菅義偉首相にとっては初めてとなる。 東京五輪・パラリンピック開催の是非や、政府の新型コロナ対策について議論しようと野党側が開催を提案した。会談を終えた森山氏は記者団に対して「我々としても前向きに考えて検討したい」と話した。 衆院と参院で交互に開かれる党首討論は、今回は参院の番で、与野党の参院側で日程調整が必要となる。安住氏は記者団に「(開催は6月)9日かと思うが日程は調整する。基本的には開催ということでいい」と述べた。 野党は党首討論で東京五輪開催の是非を争点化したい考えで、菅首相の答弁内容次第では内閣不信任案の提出も視野に入れる。立憲幹部は「五輪開催で突き進