関連トピックス関西電力原子力発電所東北電力 関西電力は12日、総額1千億円の社債を今月20日に発行すると発表した。関電の1度の社債発行額としては過去最大の規模。当初200億円程度で検討していたが、5倍の規模にふくらんだ。高い利回りを期待する機関投資家の需要が高まったとみられる。 関電の社債発行は1年7カ月ぶりで、東日本大震災後は初めて。5年債で、今年度中に発行できる上限額(1500億円)の3分の2をまとめて募集する。 大飯原発3、4号機の再稼働で、震災後に高まっていた電力会社の財務内容への懸念が和らいだと判断した。震災後でみると、原発を持つ電力会社の社債発行は東北電力に次ぐ2社目。 金利は年0.821%。期間が5年の国債金利(約0.2%)を除いた金利の上乗せ部分は、「電力業界への厳しい視線もあって高くなっている」(大手証券)といい、運用難が続く機関投資家の人気を呼んだようだ。 関連