日本人初となる単独無酸素での世界7大陸最高峰登頂を目指している登山家、栗城史多さん(30)=東京都渋谷区=が24日、残るエベレスト(8848メートル)登頂に向けて東京都内で記者会見し「自分が登ることで、見ている人に夢を持ってほしい」と意気込みを語った。 エベレスト山頂からのインターネット中継にも挑戦する。栗城さんによると、成功すれば世界初だという。 エベレストはこれまで3回挑んだが、登頂できず今回が4回目。26日に日本を出発し、10月上旬に山頂で中継を目指す。 栗城さんは今春、ヒマラヤにある8千メートル峰シシャパンマで滑落。全身打撲などを負ったが、現在の体調は良好。「最後の挑戦になるかもしれない」と話しながらも「天候などの条件がそろえば頂上に立てるんじゃないかと思う」と笑顔を見せた。