軍による事実上のクーデターが起きたエジプトでは、大統領職を解任されたモルシ氏の支持者らと、モルシ氏の退陣を求めた勢力などの衝突で30人が死亡し、混乱が拡大するなか、新たな衝突が懸念されています。 エジプトでは、軍がモルシ氏の大統領職を解任したのに反発して、イスラム組織ムスリム同胞団などモルシ氏の支持者が、5日、全国で大規模な抗議デモを繰り広げました。 一部は軍やモルシ氏の退陣を求めた勢力と衝突し、保健省によりますと、30人が死亡、1000人以上がけがをしました。 衝突から一夜明けたカイロの中心部では、双方が投石した石や焼かれた乗用車が路上に放置されたままになっていて、衝突の激しさを物語っていました。 モルシ氏の支持者は6日も大統領宮殿近くの道路を占拠しており、モルシ氏の写真を掲げ、「正当な大統領だ」などと叫びながら抗議行動を続けています。 また、モルシ氏が拘束されているという情報があるカイ