全国から集う八百万(やおよろず)の神々を迎える出雲大社(出雲市大社町杵築東)の神迎(かみむかえ)神事が、旧暦10月10日の23日夜、稲佐の浜(同町杵築北)で厳かに営まれた。 夜の訪れとともに、しめ縄を巡らせた砂浜の斎場は静寂に包まれ、かがり火が、白装束の神職を照らし出した。 県内外から参拝した大勢の信者らが手を合わせる中、神職が祝詞を奏上。海から神々を迎えると、神職たちは神々の乗り移った「ひもろぎ」と呼ばれるサカキを白い絹垣で覆い、龍蛇神の先導で出雲大社に向かった。 出雲大社神楽殿で神迎祭が営まれ、「ひもろぎ」が、神々の宿舎となる、本殿周辺の東西十九社に奉納された。 神々は神在祭の1週間滞在し、大国主命を囲んで向こう1年間の縁結びや農事などを話し合うとされる。 同日は今年の収穫を祝い、穀物などを神前に供えて感謝する献穀祭も営まれた。 ('12/11/23 無断転載禁止)
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