今日は、乳酸菌の働きを高めてくれる2つの菌のお話。 まずは酪酸菌。 これは、難しく言うと、酪酸を生成する偏性嫌気性芽胞形成グラム陽性桿菌です。 動物の消化管内の常在菌として知られていますが、有名なのはミヤリサンという整腸剤の「宮入菌」ですね! 宮入博士が発見したのですが、胃酸にも強くかなり有益な菌でもあります。 ミヤリサンのHPには、「Clostridium butyricumは偏性嫌気性の芽胞形成性酪酸菌であり、10~20%の人の腸管内に常在していることがわかっています。 そのC. butyricum のなかで、MIYAIRI株は1933年に千葉医科大学衛生学教室(現千葉大学医学部)宮入近治博士により、人腸管内より、腐敗菌に対して強い拮抗作用がある酪酸菌として報告されました。 本菌は腐敗菌をはじめとした種々の消化管病原体に対して拮抗作用を有し、BifidobacteriaやLactoba