お医者様でも草津の湯でも恋の病は治らねえ なんて台詞、落語や時代劇なんかではよく聞かれたものです。 「恋患い」の別称には、 「四百四病の外」なんて言い方も。 仏教の考え方では、人間が罹る病気は四百と四つあるらしく、 恋の病はその中には含まれていないので、 四百四病の外という訳ですね。 そんな恋の病を直す方法はあるのでしょうか? あかだ【阿伽陀・阿掲陀・阿竭陀】 (梵語 agada)あらゆる病気を治すという霊薬。不老不死の薬。阿伽陀薬。 広辞苑 第六版 (C)2008 株式会社岩波書店 昔、弘法大師が悪霊退治のために人々に分け与えたとされるのは、 この尾張名物「あかだ」。 特に江戸時代に名物となったそうで、 米粉を練り、団子状にしたものを油で揚げたもの。 中には胡麻が入っているとか。 阿伽陀といえば、私たちがよく知る飲み物の異称だったりもします。 何にでも効く薬、百薬の長、 酒ですね。 でも
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