フランスの思想家、文化人類学者のレヴィ=ストロースが2009年11月1日に亡くなられた。100才の大往生だった。1908年に生まれて20世紀をほぼ生きたことになる。 レヴィ=ストロースは構造主義をうちたて、とうじ流行っていたサルトルの実存主義を批判し、現代思想の立役者となった、そうである。文化人類学が現代思想の表舞台にのりこんできたことに違和感があるが、構造主義という流れは方法論としてくくられるのだろうか。 構造主義の思想家にはほかにミシェル・フーコー、ルイ・アルチュセール、ジャック・ラカン、ロラン・バルトがあげられる。構造主義はなんでも無意識の構造に人間は支配されているということで、意識されない無意識のシステムを暴くことに知的興奮があった。ミシェル・フーコーなんて監獄や権力、狂気、性などの不穏な無意識の歴史を暴き立てて、不気味な知的興奮をさそったものである。アルチュセールも国家のイデオロ