2015.06.09 Tue 日本へロシアからガスパイプライン?――双方の損得勘定はいかに SYNODOSが選ぶ「ロシアNOW」 日本側は、列島とサハリンを結ぶガスパイプラインの建設を望んでいる。日本の関係者によると、パイプラインによるガスの価格は、現在ロシアから輸入されている液化天然ガス(LNG)の半分以下になるという。こうした意見が、ロシースカヤ・ガゼータ(ロシア新聞)と毎日新聞共催の日本・ロシアフォーラムで出された。(アンナ・クチマ) 日本の都市ガス最大手「東京ガス」は、サハリンから日本の中央部までパイプラインを引くことを提案している。同社の村木茂取締役が、5月に東京で開催された日本・ロシアフォーラムで提起した。 村木氏によると、このパイプラインは、総延長が約1500キロ、輸送量が80億立方メートルで、総工費は推算35億ドル(約4400億円。6月8日現在、1ドルは125円超)。ガスの