イスラエル・ベトシェメシュの倉庫で、石棺に施されたメドゥーサの装飾をみがくIAAの職員(2015年9月3日撮影)。(c)AFP/MENAHEM KAHANA 【9月4日 AFP】イスラエル考古学庁(Israel Antiquities Authority、IAA)は3日、建設現場で出土した後、作業員らが隠蔽(いんぺい)しようとして傷つけた古代ローマ時代のサルコファガス(石棺)を回収したと発表した。 1800年前のものと推定されているこの石灰岩製のひつぎは先週、沿岸都市アシュケロン(Ashkelon)の新周辺地域での現場作業中に発見された。元IAA考古学者で古代ローマ時代の専門家のガビ・マゾール(Gabi Mazor)氏は、これを「類まれな」石棺と表現した。 IAAによると、石棺を思いがけず発見した建設業者らは、けん引車を使って自分たちで地中から引き出そうとして傷つけた末、金属板や板材の山の