石川県能登町にある縄文時代の「真脇遺跡」から、およそ3300年前の火をおこす道具「火きり臼」が見つかりました。縄文時代の「火きり臼」の発見は国内2例目ということで、専門家は「縄文人が火をおこす道具を使ったことを証明する貴重な発見だ」としています。 町内にある縄文時代の集落跡「真脇遺跡」では3年前、長さ40センチ前後、幅が5センチ余りある杉の板が見つかり、町が詳しく分析していました。 その結果、板に直径1.5センチほどの焦げたくぼみがあったことから、木の棒を押し当てて回し火をおこした「火きり臼」と呼ばれる道具だとわかったということです。 また、使われた時期は今からおよそ3300年前の縄文時代後期と見られるということです。 能登町教育委員会によりますと、縄文時代の「火きり臼」の発見は昭和61年の北海道小樽市の遺跡に続き、2例目ということです。 分析にあたった首都大学東京大学院の山田昌久教授は「
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