ドイツ・カールスルーエ(Karlsruhe)の学校で、授業中に生徒の練習帳をのぞきこむイヌのパウラ(Paula)。ドイツでは学校で問題を抱える子どもたちを支援するため、教室にイヌが導入されている(2010年9月15日撮影、資料写真)。(c)AFP/DANIEL ROLAND 【10月2日 AFP】学童期前後の子どもにみられる注意欠陥・多動性障害(ADHD)が、本人の行動習慣や親のしつけのせいではなく、遺伝子的原因に由来しているという説を少なくとも部分的に裏付ける発見が9月30日、英医学専門誌「ランセット(The Lancet)」に発表された。 ADHDの要因が遺伝的なものかどうかについては長年議論されてきたが、新研究では初めて、遺伝子に関係していることを示す直接的な証拠が明らかにされた。 ADHDは多動性、不注意、衝動性を症状の特徴とする発達障害のひとつで、それゆえ学業や人間関係に支障が出